ブレイデン・シップリー

ブレイデン・アレク・シップリー

オレゴン州メドフォードで1992年2月22日に誕生したブレイデン・アレク・シップリーは、右投右打のプロ野球投手です。現在、フリーエージェントの立場で新たな所属先を探しています。

プロ入りとアリゾナ・ダイヤモンドバックス時代

2013年のMLBドラフトにおいて、アリゾナ・ダイヤモンドバックスから1巡目（全体15位）という高順位で指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。プロ入り初年度は、傘下のA-級ヒルズボロ・ホップスとA級サウスベンド・シルバーホークスで経験を積み、合計12試合に先発登板して0勝3敗、防御率4.99、40奪三振という成績でした。

続く2014年は、A級サウスベンドからスタートし、A+級バイセイリア・ローハイド、そしてAA級モービル・ベイベアーズへと昇格。この年は3つのクラスで合計22試合に先発し、7勝8敗、防御率3.86、127奪三振と着実にステップアップを見せました。2015年も引き続きAA級モービルでプレーし、28試合（うち先発27試合）に登板。9勝11敗、防御率3.50、118奪三振という投球内容で、シーズンを終えました。

2016年シーズンはAAA級リノ・エーシズで開幕を迎え、先発ローテーションの一員として19試合に登板。8勝5敗、防御率3.70、77奪三振と安定した成績を残すと、同年7月25日に念願のメジャー契約を締結し、アクティブ・ロースターに登録されました。同日のミルウォーキー・ブルワーズ戦で先発投手としてマウンドに上がり、メジャーリーグデビューを果たしましたが、結果は5.1回を投げ6失点で敗戦投手となりました。この年メジャーでは13試合（先発11試合）に登板し、4勝5敗、防御率5.27、43奪三振という記録を残しました。メジャーでの背番号は35でした。

2017年および2018年は背番号を34に変更してプレーしましたが、メジャーでの登板機会は限られました。2018年11月20日には球団の40人枠から外され、その後、2019年オフの11月4日にフリーエージェントとなりました。

ダイヤモンドバックス退団後のキャリア

ダイヤモンドバックスを離れた後、2019年12月17日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、招待選手として2020年のスプリングトレーニングに参加する予定でした。しかし、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によりマイナーリーグの公式戦が中止されたため、2020年シーズン中に公式戦での登板機会を得ることなく、同年8月31日に自由契約となりました。

2021年2月10日にはシンシナティ・レッズとマイナー契約を締結し、再び招待選手としてスプリングトレーニングに参加しました。シーズン開幕後はAAA級ルイビル・バッツに配属されましたが、18試合に登板して1勝5敗、防御率7.07と成績が振るわず、同年7月7日に自由契約となりました。

その後、2021年7月21日にはメキシカンリーグのモンクローバ・スティーラーズと契約を結び、メキシコでのプレーを選択しました。しかし、ここでも3試合の登板で0勝2敗、防御率8.38と結果を残すことができず、同年8月7日に自由契約となり、再びフリーエージェントの立場となりました。

現在、ブレイデン・シップリーはフリーエージェントとして、今後のキャリアの可能性を模索しています。

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