映画『ブレイド2』の概要
『ブレイド2』(原題: Blade II)は、
2002年に公開されたアメリカのアクションホラー映画です。本作は、人気作『ブレイド』の続編として位置付けられています。監督を務めたのは、映画『
パンズ・ラビリンス』や『ヘルボーイ』で知られる
ギレルモ・デル・トロです。
あらすじ
物語の主人公は、ヴァンパイアと人間の混血であるブレイド。昼間は人間としての生活を送りながら、夜はヴァンパイアを討伐するハンターとして活動しています。ブレイドは相棒のスカッドと共に、プラハに潜伏し、ヴァンパイアの脅威に立ち向かっています。彼の目標は、ヴァンパイアを狩ることですが、ある日、彼はかつての仲間で、死んだと聞いていたウィスラーが実は囚われていることを知ります。この情報を受けて、彼はウィスラーを救出すべく動き出します。
しかしながら、物語が進む中で、ブレイドたちの拠点に、ヴァンパイアの大君主ダマスキノスの娘ニッサが現れ、自らを「休戦の使者」と名乗ります。最初は困惑し警戒するブレイドでしたが、彼らとの休戦協定を交わすことになります。ダマスキノスが待つ居城に呼ばれたブレイドたちは、出現した新種ウイルス「リーパー」によって引き起こされている「死神族(リーパーズ)」の存在を知らされます。このリーパーズはヴァンパイアの力を遥かに上回る存在であり、人間もヴァンパイアも無差別に襲う恐るべき存在です。
この新たなる脅威に対抗するため、ブレイドはヴァンパイア側からの協力を受け入れ、精鋭部隊「ブラッドパック」を従えてリーパーズとの戦いに挑むことになります。一時的な共闘の中で、様々なドラマや裏切りが待ち受ける中で、ブレイドの姿勢や仲間たちとの絆が試されます。
スタッフ
本作は、豪華なスタッフ陣によって創り上げられています。製作総指揮には、アヴィ・アラッド、デヴィッド・S・ゴイヤー、リン・ハリス、スタン・リーが名を連ねています。また原作は、マーヴ・ウォルフマンとジーン・コーランによるもので、脚本もデヴィッド・S・ゴイヤーが担当しています。アクションシーンにおいては、ジェフ・ウォードとドニー・イェンがコレオグラファーとして参加し、緊迫感あふれるアクションを演出しました。音楽はマルコ・ベルトラミが担当し、映画の雰囲気を一層引き立てています。視覚効果を手掛けたのはフレームストアCFCとティペット・スタジオです。
評価
『ブレイド2』は、公開後に様々な評価を受けました。レビューアグリゲーター
Rotten Tomatoesでは151件のレビューで支持率58%、平均点6.00/10という結果に。また、
Metacriticでは28件のレビューを基にした加重平均値が52/100とされました。
ゲーム版とパッケージソフト
映画の人気を受け、海外ではPS2やXbox向けのゲーム版も発売されました。また、DVD「ブレイド2 コレクターズ・エディション」は2003年にリリースされており、ファンにとって特別なアイテムとなっています。
外部リンク
映画関連の追加情報やトレーラーは、公式サイトや映画レビューサイトで確認できます。