フレームストア

フレームストア：世界を魅了するVFXの創造者

フレームストア（Framestore）は、イギリス・ロンドンに本社を置く、世界有数のVFX（視覚効果）制作会社です。DNEGやムービング・ピクチャー・カンパニーと並び、イギリスを代表するスタジオとして、数多くのハリウッド映画のVFX制作に携わっています。

グローバルな展開

ロンドン本社に加え、アメリカのロサンゼルス、ニューヨーク、シカゴ、カナダのモントリオール、インドのムンバイと、計5つの制作拠点を展開しており、グローバルな体制で質の高いVFXを提供しています。

歴史

1986年、ウィリアム・サージェント（現CEO）、シャロン・リード、アリソン・ターナー、マイク・マッギー、ジョナサン・ヒルズの5名によって設立されました。社名は、設立当時使用していたコンピューターの製品名に由来しています。

1994年に映画VFX分野に進出後、『ハリー・ポッター』シリーズをはじめ、数々の大作映画のVFX制作を手がけてきました。特に『サンダーバード』では、フレームストア一社がVFXを全て担当しました。

2001年には、コンピュータ・フィルム・カンパニー（CFC）と合併し、一時的にフレームストアCFCという社名になりましたが、後にCFCの名称を外しています。

2016年には、中国のコングロマリット企業であるカルチュラル・インベストメント・ホールディングス（CIH）に買収され、現在に至っています。

多岐にわたる活動

映画VFXだけでなく、CM、ミュージックビデオ、企業コンテンツ制作など、幅広い分野で活躍しています。1995年からは、007シリーズの映画タイトルシークエンスの制作も担当しています。

受賞歴

フレームストアは、その卓越した技術力で数々の賞を受賞しています。『ライラの冒険 黄金の羅針盤』（2007年）や『ゼロ・グラビティ』（2013年）でアカデミー視覚効果賞を受賞したほか、テレビドラマ『ウォーキングwithダイナソー〜驚異の恐竜王国』（1999年）ではプライムタイム・エミー賞視覚効果賞を受賞しています。また、CM分野ではカンヌライオンズやクリオ賞といった国際的な広告賞にも輝いています。

CFCの主な作品

合併前のコンピュータ・フィルム・カンパニー（CFC）時代には、以下の作品のVFX制作を手がけています。

『ブレイド2』
『キャスト・アウェイ』
『チキンラン』
『ミッション:インポッシブル2』
『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド|ハムナプトラ2_黄金のピラミッド』
『ホワット・ライズ・ビニース』

その他の情報

創設者のウィリアム・サージェントは、2008年にナイトの称号を授与されています。

フレームストアは、革新的な技術と創造性を駆使し、常にエンターテイメント業界を牽引する存在であり続けています。映画、テレビ、広告など、様々な分野でその卓越したVFX技術は、観る人に感動と驚きを与え続けています。

外部リンク

公式ウェブサイト（英語）
フレームストア - IMDb（英語）
Framestore CFC インターネット・ムービー・データベース（英語）
フレームストア (@Framestore) - X（旧Twitter）
フレームストア (Framestore) - Facebook
フレームストア (@framestore) - Instagram
VFX'>Framestore - YouTubeチャンネル
Vimeo公式ページ（英語）
Framestore
Framestore Design Studio

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