ブレット・ガードナー

ブレット・マイケル・ガードナーのプロフィール

ブレット・マイケル・ガードナー（Brett Michael Gardner）は1983年8月24日にアメリカ合衆国サウスカロライナ州ホリーヒルで生まれた元プロ野球選手で、主に外野手として活躍した選手です。彼は左投げ左打ちの選手で、特に俊足と守備力に定評がありました。

経歴

ガードナーはチャールストン大学に在籍中の2005年、MLBドラフトの第3巡目でニューヨーク・ヤンキースから指名を受け、プロ契約を結びました。彼のメジャーデビューは2008年のことで、6月30日のテキサス・レンジャーズ戦において「1番・左翼手」として先発出場しましたが、結果は3打数無安打に終わります。

2009年から2013年

2009年は、彼がメルキー・カブレラとポジション争いをし、開幕スタメンを勝ち取りました。5月13日にメジャー初本塁打を放ち、その後も着実に成長を続けました。2010年には150試合に出場し、リーグ3位の47盗塁を記録。翌年の2011年には49盗塁を決め、ココ・クリスプと共に盗塁王に輝きました。

2012年は右肘の怪我に悩まされ、わずか16試合の出場に留まりましたが、2013年には再び活躍の場を取り戻します。この頃の彼は、常にチームの攻撃を牽引する存在でした。

成功の日々

2014年には、総額5200万ドルの4年契約を結び、その年も好成績を残しました。特に9月21日のブルージェイズ戦では、球団創設1万5千発目の本塁打を記録。そのシーズンは自己ベストとなる17本塁打を放ちましたが、三振も134回と苦しみもありました。

2015年および2016年もレギュラー外野手として起用され、特に2016年にはゴールドグラブ賞を受賞するなど、守備面での評価も高まりました。

通算成績と引退

ガードナーはキャリアの途中、様々な怪我に苦しむ一方で、数々の名誉を受けました。年間で141試合出場した2019年には、自己最高の28本塁打を記録し、長打率やOPSでもキャリアハイを達成しました。2021年には打率が伸び悩み、最終的にはヤンキースとの契約が切れ、フリーエージェントとなりました。

栄誉

彼のキャリアは、盗塁王やゴールドグラブ賞、さらにはMLBオールスターゲームへの選出など、数多くの栄誉に彩られています。最終的に、ガードナーは長い期間ヤンキースの中心選手としてその名を刻みました。彼の背番号11は、2008年から2021年までの彼の姿を象徴するものでした。

ガードナーはその速さと守備力、そして日本の野球ファンにも親しまれる選手としての強い道徳観念を持ちながら、魅力的な選手生活を送ったといえます。

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