ブーツをぬいで朝食を

ブーツをぬいで朝食を

『ブーツをぬいで朝食を』は、日本の歌手西城秀樹が1978年1月1日にRCAからリリースした23枚目のシングルです。この曲は、作詞家の阿久悠が手がけ、作曲には「勝手にしやがれ」で知られる大野克夫が初めて参加しています。独特の異国情緒漂うメロディラインが印象的なロマンチックなナンバーとなっています。

売り上げと人気

この楽曲はオリコンのチャートで最高7位を記録し、100位内に15週ランクインしました。また、21.7万枚のセールスを達成しました。特に、TBS系の音楽番組『ザ・ベストテン』では、放送初登場から第1位を獲得し、さらにその翌週も続けて首位に輝くという快挙を成し遂げました。

テレビでの反響

西城秀樹はこの楽曲を披露した際、オープニングの際に「ライターに火を点ける」というシーンが特に人気を博しました。しかし、このアクションを真似した子供が火災事故を起こしてしまったため、番組側はこの演出を取りやめることにしました。西城自身も音楽番組で「良い子のみんなは絶対真似しないでください。僕ももうライターは使いません」と涙ながらに訴え、社会的に大きな影響を与えました。

収録曲とスタッフ

このシングルの収録曲は以下の二曲です。全作詞は阿久悠が担当しています。

• - ブーツをぬいで朝食を

作曲：大野克夫 ／ 編曲：萩田光雄

• - 青年

作曲：川口真 ／ 編曲：船山基紀

1978年の出来事

この曲の発売当時、1978年2月14日には日比谷公会堂で「バレンタインコンサート・スペシャル/西城秀樹 愛を歌う」が開催され、新日本フィルハーモニーと共演しました。このように西城自身のキャリアにおいても重要な年になりました。

カバー曲

『ブーツをぬいで朝食を』は、他のアーティストにもカバーされています。水木一郎は1978年の『君こそスターだ!歌謡教室』に収録し、岩崎宏美も『君の唇に色あせぬ言葉を〜阿久悠作詞集 1978』に収めています。また、1997年にはにこにこミュージックによる『西城秀樹ROCKトリビュート KIDS WANNA ROCK!』に収録されるなど、多くのアーティストに親しまれている楽曲です。

収録アルバム

このシングルは同名のアルバム『ブーツをぬいで朝食を』にも収められました。西城秀樹の音楽活動や影響力を考えると、この作品は多くのファンに愛される理由が十分にあります。

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