ブールバール (富山市)

ブールバールの概要

富山県富山市の中心部に位置するブールバールは、富山駅北口からとやま自遊館まで一直線に延びる道路です。この道路の長さは510メートル、幅は60メートルに及び、その名はフランス語で「並木大通り」を意味しています。

歴史的背景

ブールバールの整備は1980年にさかのぼります。富山市では富山駅周辺の整備基本計画が策定され、駅北地区の整備計画が必要とされました。そして、1986年には建設省の補助事業としてブールバールの名が仮称として指定された後、1987年に都市計画審議会がこの計画を正式に承認しました。これにより、市道富山駅北線が東側に拡幅されることによって、現在のブールバールの形が整いました。

道路の拡幅に際しては、ボルファートとやまの駐車場もブールバールに転用される計画がありました。

植樹事業

1996年には市民活動として植樹事業が始まり、1999年度までに68本のケヤキが道路沿いに植樹されることが決まりました。初回は北陸電力本店前や北陸アーバンビルの間で行われ、新たな緑の空間を提供しました。

名称の確定

1999年、仮称として使われていた「ブールバール」が正式に名称として認可され、2000年には奥田新町にデザインされた高さ21メートルのモニュメント「風と光の塔」が完成しました。これによって、さらなる存在感を示すことになりました。

最近の進展

21世紀に入ると、ブールバールはさらなる発展を遂げました。2020年3月には富山駅での南北接続が完了し、2021年には新たに路面電車の停留場が設置されるなど、利便性が大きく向上しました。

2025年には広場再整備が同年度グッドデザイン賞を受賞するなど、ブールバールは文化的・商業的な中心としての役割をより強化していくことでしょう。

沿道の主な施設

ブールバール沿いにはたくさんの施設があります。富山駅を中心に、アーバンプレイス、富山市芸術文化ホール（オーバード・ホール）、オークスカナルパークホテル富山、北日本放送、富山市総合体育館、そしてとやま自遊館など、訪問者や市民にとって有意義な場所が点在しています。

主な交通機関

沿線にはオークスカナルパークホテル前停留場があり、富山港線の利用が可能です。また、バスに関しては北日本放送会館前が主要な停留所となっています。

イベントと活動

ブールバールでは毎年、北日本放送主催のKNBサマーフェスティバルが開催される他、さまざまなイベントも行われるため、地域コミュニティの活性化にも寄与しています。

出かけた際には、道を歩きながらこの美しい並木道とともに様々な魅力を体験することができるでしょう。

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