プラグ&プレイ型ゲーム機

プラグ&プレイ型ゲーム機とは

プラグ&プレイ型ゲーム機は、テレビに接続するだけで手軽にゲームが楽しめるゲーム機です。PnPゲーム機とも呼ばれます。本体にゲームが内蔵されており、コントローラーも付属しているため、購入後すぐに遊ぶことができます。持ち運びが容易なコンパクトな設計で、電源はバッテリーまたはコンセントから供給します。

特徴

プラグ&プレイ型ゲーム機には、以下のような特徴があります。

手軽さ: テレビに接続するだけで、すぐにゲームをプレイできます。
多様なデザイン: 電車の運転席や剣など、ユニークな形状のコントローラーが採用された製品も存在します。
豊富なゲーム: 1つのゲームに特化したものから、複数のゲームが内蔵されたものまで、さまざまなラインナップがあります。
手頃な価格: 玩具として販売されることが多く、5000円以下の製品も多く存在します。

歴史

プラグ&プレイ型ゲーム機は、1990年代後半から2000年代初頭にかけて登場しました。レトロゲームの再評価、System-on-a-chip（SoC）の低価格化、車載テレビの普及などが、その背景にありました。

初期には、Atari 2600のゲームを詰め合わせた「TV Boy」のような無許可の製品も存在しましたが、その後、アクティビジョンの『Activision 10-in-1』(2001年)など、正規ライセンスを受けた製品が登場しました。2000年代中期には、体感ゲームブームに乗って、体を動かして遊ぶタイプの製品も多くリリースされました。

2006年に任天堂がWiiを発売し、バーチャルコンソールでレトロゲームが手軽に遊べるようになると、プラグ&プレイ型ゲーム機の需要は減少しました。しかし、2016年に『ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ』が発売され、再び注目を集めました。現在では、レトロゲームを詰め合わせた製品や、特定のゲームに特化した製品など、多様なプラグ&プレイ型ゲーム機が存在します。

代表的な製品

Atari Classic 10-in-1 TV: Jakks Pacificが発売した、Atari 2600のゲームを10本収録したプラグ&プレイ型ゲーム機。
メガドライブ プレイTV: セガトイズが発売した、メガドライブのゲームを複数収録したプラグ&プレイ型ゲーム機。
ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ: 任天堂が発売した、ファミリーコンピュータのゲームを30本収録したプラグ&プレイ型ゲーム機。
電車でGO! PLUG＆PLAY: 電車の運転シミュレーションゲーム「電車でGO! FINAL」を内蔵したプラグ&プレイ型ゲーム機。

主な製造業者

Atari
カプコン
DreamGEAR
コナミ
バンダイナムコ
任天堂
Radica
セガ
* ソニー

まとめ

プラグ&プレイ型ゲーム機は、手軽にレトロゲームや体感ゲームを楽しめる魅力的なゲーム機です。その歴史は、レトロゲームブームや技術革新と深く関わっており、今後も多様な進化を遂げていくことが期待されます。一体型ゲーム機、互換機、携帯型ゲーム機に興味がある人にもおすすめです。

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