プリズム・アーク〜プリズム・ハートエピソード2〜

『プリズム・アーク〜プリズム・ハートエピソード2〜』は、2006年 8月25日にぱじゃまソフトより発売されたアダルトゲームです。2000年に発売された『プリズム・ハート』の続編であり、前作のキャラクターの子供世代が活躍する物語が展開されます。

概要

本作は、美少女ゲームアワード2006にてグラフィック賞、ベストキャラクター賞、プロモーション賞を受賞するなど、高い評価を受けました。2006年から2008年にかけては各種ファンディスクが発売され、ゲーム発売前の2005年には漫画化、2007年には『PRISM ARK』のタイトルでアニメ化および再度の漫画化も行われました。2008年 4月24日には、5pb.よりPlayStation 2移植版『PRISM ARK -AWAKE-』が発売されています。

舞台は中世風の王国「ヴィントラント王国」。恋愛シミュレーションゲームとしての要素と、ポリゴンキャラクターをコマンド入力で動かすSRPGとしての要素を併せ持つ複合型システムを採用しています。ADVパートでの選択によって女性キャラクターの好感度が変化し、それぞれ異なるエンディングへと分岐していきます。物語は序盤から中盤にかけてはローゼンベルグ騎士養成学校での学園生活が中心に描かれ、中盤以降は宗教戦争を軸とした大きな戦いが展開されます。

ストーリー

（詳細なストーリーは割愛します）

登場人物

主要キャラクター

ハヤウェイ: 本作の主人公。剣士としての才能に加え、攻撃魔法と回復魔法の両方を扱える稀有な能力を持つ。彼の選択によって物語は大きく変化します。
プリーシア: アニメ版の主人公。ツンツンとした性格のお姫様で、凄腕の剣士。実はヴィントラント王女ではないかという噂があります。
神楽: 和の国の巫女。治癒魔法を得意とし、母性本能が強い。過去の出来事から寡黙な性格になっています。
フェル: 自称「天才魔法操者」。明るく気さくな性格だが、天使化の被験者であった過去を持つ。
壬生華鈴: 生真面目な熱血教官。二刀流の剣術を使う。極度の方向音痴で、破壊的な料理の腕の持ち主。
フィーリア: 主人公の妹。世話焼きで焼き餅焼き。実は行方不明のヴィントラント王国王女。
リッテ・ラートゥス: ロリメガネ教師。天才的な頭脳を持つが、ドジな一面も。過去に天使研究に関わっていた。
シスター・ヘル / テレサ・ティレット: 巨大な十字剣を持つシスター。元々は華鈴の親友だったが、ある事件をきっかけに神の信仰を捨てている。
エイン・ラッセン:主人公のルームメイトで、強力な魔法繰者。
ユング・フォン・フェルディナント:主人公のルームメイトで、下級貴族の息子。ハヤウェイのことを「お兄ちゃん」と呼んで慕ってきます。
アクティ・アクセル:主人公のルームメイトで、妹を養うために騎士養成学校へとやってきた剣士。明るく女好き（スケベ）な性格。

その他のキャラクター

キザーロフ・フォン・ローゼンベルグ、暗黒騎士、マイステル、プリンセア、コメート、エコー、ゲロート・ポイオス、ジュダス、3賢者、血桜、シャル・キエルなど、個性豊かなキャラクターたちが物語を彩ります。PS2版ではルーア、らぶらぶマキシマム!ではエティルといった新ヒロインも登場します。

ファンディスク

『プリズム・アーク』のキャラクターを用いたミニゲームを収録したファンディスクが複数発売されています。

テレサとハートプリズムアークミニミニファンディスク
じゃらじゃらアーク〜学園ほうろう記〜
プリズム・アークらぶらぶマキシマム!

コミック版

佐伯達也による電撃大王版、FBCによるアライブ版の2種類のコミック版が存在します。

テレビアニメ

『PRISM ARK』のタイトルで、2007年10月より放送されました。主人公がプリーシアに変更されるなど、原作とは異なる部分もあります。

ラジオ

インターネットラジオ『プリズムナイト』シリーズや、ラジオ番組『プリズムアウェイク』が放送されました。

プリズム・アーク 〜プリズム・ハート エピソード2〜