プリンセスバード号

プリンセスバード号の概要

プリンセスバード号は、兵庫県姫路市と鳥取県鳥取市を結ぶ高速バスとして、多くの人々に利用されています。このバスの愛称は、姫路市の「姫」と鳥取市の「鳥」から由来しています。1950年に最初の特急バス運行が始まって以来、長い歴史を持つこの路線は、地域の交通において重要な役割を果たしてきました。

歴史の変遷

このバスの運行は、1950年に神姫合同自動車（現在の神姫バス）と日ノ丸自動車の2社が特急バスを開始したことでスタートしました。当初は高速道路が整備されていなかったため、一般道を使用し自由に乗降可能でしたが、1991年には中国自動車道を経由する高速バスに転換されました。しかし、1997年には日ノ丸自動車が運行から撤退し、2001年には神姫バスも運行を終了しました。

その後、2010年に鳥取自動車道が開通したことを契機に、プリンセスバード号が新たに運行を開始しました。運行開始以降、バスの便数や経路の調整が行われ、現在では1日2往復が運行されています。自由席の形態をとっており、予約は不要で、楽天トラベルを通じて事前に購入することも可能です。

運行経路と特徴

プリンセスバード号の運行経路は以下の通りです（太字は乗降扱い停留所）：

• - 姫路駅（北口）
• - 姫路城大手門前
• - 夢前
• - 山崎IC
• - 大原IC
• - 鳥取駅（バスターミナル）
• - 鳥取大学前

運行中に揖保川PAでの休憩があり、2023年9月30日までの運行便は途中休憩なしでした。また、日ノ丸自動車が運行しているバスの下り便では、日ノ丸本社前で乗客がいない場合、運行を打ち切ることもあります。

運行事業者と運行形態

現在の運行は日ノ丸自動車が担当しており、2023年10月からは神姫バスが撤退し、日ノ丸自動車の単独運行となっています。運行形態は4列シートのバスで、トイレの設置状況は車両によって異なります。また、一部のICカードは使用できないため、注意が必要です。

おわりに

プリンセスバード号は、姫路と鳥取を結ぶ重要な交通手段として、地域の住民や観光客に親しまれています。これからもその利便性を活かし、多くの人々に利用され続けるでしょう。

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