プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社

プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社（英称：The Prudential Gibraltar Financial Life Insurance Co., Ltd.）は、日本を拠点とする生命保険会社です。主な特徴として、銀行窓口での保険販売（バンカシュランス）に特化しており、親会社はジブラルタ生命保険です。

概要

2002年 4月1日、あざみ生命保険株式会社が、旧大和生命保険相互会社を吸収合併して誕生しました。この合併は、株式会社があえて相互会社を吸収する形式で行われ、合併後の商号を「大和生命保険株式会社」としたことなどから、旧大和生命保険の実質的な株式会社化と見なされることがあります。

しかし、他社に比べてリスクの高い投資が多かったことが災いし、2008年の世界的な経済危機の影響を受け、同年9月の中間決算で114億円の債務超過に陥る見通しとなりました。同年10月10日には、東京地方裁判所に対し会社更生法及び更生特例法に基づく更生手続の開始を申請し、受理されました。最終的な債務超過額は643億円にまで膨らみましたが、2009年4月には、米国のプルデンシャル・グループ傘下のジブラルタ生命保険が69億円を出資して完全子会社化し、「プルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険」へと商号を変更する更生計画が認可されました。2009年 6月1日に更生手続は終結し、2010年 8月2日より正式に営業を再開しました。2011年1月末時点で、21の金融機関（銀行）が同社の保険商品を窓口で販売しています。

2010年 4月1日には、資本関係をより明確にするため、商号を「プルデンシャルジブラルタファイナンシャル生命保険株式会社」に変更しました。

2011年2月1日、プルデンシャル・ファイナンシャルグループは、AIGグループからAIGエジソン生命保険とAIGスター生命保険を買収しました。現在の計画では、これらの2社の銀行窓販チャネルは、同社に移管・統合される予定です。

2013年4月からは、「PGF生命」を社名の略称として使用しています。

日本国内の主要銀行に出向し、銀行窓口での生命保険販売や、銀行員への保険販売に関する教育・指導を行うインシュランスプランナー（IP）の多くは、グループ会社であるプルデンシャル生命保険出身のライフプランナーが中心となっています。

大和生命保険相互会社

大和生命保険は、1911年に日本徴兵保険株式会社として設立されました。その後、日本徴兵生存保険への改称を経て、1945年に大和生命株式会社に、1947年には大和生命保険相互会社へと組織変更を行いました。2001年には、ソフトバンク・ファイナンスとの共同出資によりあざみ生命保険株式会社を設立し、同社に新規契約業務を譲渡しました。そして、2002年にあざみ生命保険を存続会社として合併し、大和生命保険株式会社として再スタートを切りました。

プルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険

2009年 4月30日、東京地裁にて更生計画が認可され、プルデンシャルファイナンシャルジャパン生命保険株式会社に商号変更。ジブラルタ生命保険株式会社の子会社となりました。同年6月1日には東京地裁が更生手続終結を決定し、業務を再開しました。