プルメロ

プルメロ

『プルメロ』は、かつて若生出版から発行されていた成人向け漫画雑誌です。コンビニエンスストアを主な販売ルートとしており、手軽に購入できる点が特徴でした。2006年7月4日に創刊され、毎月22日に発売されていました。判型はB5判で中綴じという仕様でした。

2006年8月号の創刊号から2009年9月号のVOL.33までは、『カルビPOWER』の増刊という扱いでした。しかし、2009年10月号からは独立創刊となり、雑誌コードも変更されました。通巻号数もリセットされています。当初は隔月刊でしたが、2007年6月号から月刊化されました。2014年5月号で独立創刊55号を達成しましたが、2014年11月号をもって休刊となりました。

休刊に伴い、『プルメロ』で連載していた作家陣の多くは、文苑堂が発行する『COMIC BAVEL』に移籍しました。これにより、『プルメロ』のテイストを引き継ぐ雑誌として『COMIC BAVEL』が創刊されることとなりました。

誌名の由来は、創刊号のキャッチコピーである「巨乳ぷるぷるメロンなコミック発進!」に用いられていた「ぷるぷるメロン」です。創刊号から2007年8月号までは、タイトル下部に「巨乳ぷるぷるコミック」という文言が併記されていました。その後、「巨乳ぷるぷる専門COMICプルメロ」、「巨乳ぷるぷるCOMICプルメロ」とタイトル表記が変化し、巨乳・爆乳美少女コミックをコンセプトとしていました。2010年4月号からは「桃色ぷるぷるCOMICプルメロ」にタイトル表記が変更されました。2011年9月号でタイトルロゴが刷新され、公式には「巨乳」コミックを謳わなくなりましたが、作品に登場するヒロインは巨乳であることが多く、巨乳コミックというコンセプトは継続されていました。

創刊当時から漫画誌最大級のカラーページを売りにしていたことも特徴です。最盛期には巻中カラーを含めて最大48ページ、休刊時点でも32ページを擁していました。カラーコミックやイラストギャラリー、美少女ゲームの紹介記事などが掲載されていました。

表紙イラストは、創刊号から一度の例外もなく巨乳キャラヒロインが描かれていました。2009年2月号以降は、美少女ゲームとのコラボレーションも積極的に行われ、ゲーム原画家による表紙イラストが使用されていました。また、カラーページには露出度の高い「表紙のおまけ」が掲載されていました。2008年7月号からは巻中イラスト又は前号表紙イラストを使用したQUOカード応募者全員サービスが、2011年7・8月合併号からは当月号の表紙イラストQUOカード応募者全員サービスが実施されていました。

休刊までの電子書籍版バックナンバーは、DMM.R18、Gyutto.com、Amazon.co.jpなどで購入可能でした。DMM.R18ではダウンロード購入のほか、ブラウザ視聴も可能でした。若生出版公式サイトが一時休止するまでは、公式サイトから各販売先サイトへ移動可能で、誌面の一部を立ち読みすることもできました。2016年現在はDLsite.com、DiGiket.comでも購入可能です。また、携帯コミック『桃色プルメロ倶楽部』が出版デジタル機構の運営する「Handyコミック」で閲覧可能です。

主な連載作家

(作家名リストは省略)

関連項目

成人向け漫画雑誌の一覧
日本の成人向け漫画家の一覧
COMIC BAVEL - 事実上の後継誌

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