プレビ

プレビ株式会社について

プレビ株式会社（PLABI株式会社）は、かつて茨城県日立市に本社を置き、アミューズメント施設や屋内遊園地、そしてシネマコンプレックスの運営を行っていた企業です。株式の大部分は株式会社GENDA GiGO Entertainmentが所有しており、最終的にはこの会社に吸収合併されました。

概要

プレビの起源は、1965年9月に茨城県日立市に創立された有限会社中外貿易にさかのぼります。その後、室内スポーツと機械の販売・賃貸を目的に資本金200万円で株式会社を設立しました。1973年には、最初のアミューズメント施設「ジョイカム日立店」をオープンし、1988年には株式会社しまむらとの契約により、同社店舗内でのゲームコーナー運営を開始しました。

1991年にはイトーヨーカドー日立店内に「こころっこ日立店」を開設し、ビデオシアター「シネフェスタ」を併設。2001年には「ゴルフパートナー」、2002年には「プレビボウル」を設立し、屋内遊園地「ママスマイル」も展開しました。

2008年には、アミューズメントと映画を融合した「プレビ劇場ISESAKI」をオープンし、2011年には「ママスマイル四日市店」を開業。その後、様々な店舗名や事業を展開しましたが、2020年にはほとんどが「アミューズメントPLABI」などの屋号で運営されるようになりました。

企業の変遷

プレビ株式会社の歴史は、数々の開業と閉店の歴史に彩られています。1993年には中外音楽産業株式会社を吸収合併し、名称を「プレビ株式会社」に変更しました。その後も多くの店舗をオープンさせ、地域密着型サービスを展開しましたが、経営環境の変化もありました。

2024年2月、GENDA GiGO Entertainmentがプレビ株式会社の株式の82.45%を取得し、完全子会社化しました。4月には、その完全子会社となり、最終的には6月に吸収合併されるという形で、プレビはその歴史に幕を閉じることになりました。この合併後、プレビが運営していた店舗はすべてGENDA GiGO Entertainmentの直轄下で運営されることとなりました。

事業内容と店舗

プレビは、商業施設内に直営店を持ち、アミューズメント機器の製作・販売、屋内遊園地の運営も行っていました。特にアミューズメント事業は、直営店が45店舗、無人店舗が363店舗に及びました。かつては多くのタイトーステーションFC契約店も存在しましたが、現状ではプレビの直営店のみが運営されています。

このように、プレビ株式会社はアミューズメントだけでなく、映画館運営や様々な事業を展開し、地域のエンターテイメント業界に重要な役割を果たしてきましたが、最終的に合併に至ることでその活動を終了しました。

閉鎖された店舗

かつて運営されていた映画館「日立シネフェスタ」や「プレビ劇場ISESAKI」などは、店舗の閉鎖や業態の変更に伴い閉館し、現在は「シネマサンライズ」が唯一の映画館として残っています。過去の栄光は失われましたが、プレビが地域に残した影響は大きいと言えるでしょう。

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