プロファイター

プロファイター

『プロファイター』は、1969年の1月から3月まで日本テレビで放送された、宝塚映画制作のテレビドラマです。全13話から成るこの作品は、前番組である『37階の男』に出演していた高城丈二を主役にしており、実質的には宝塚映画が独自に制作したものです。しかし、視聴率が振るわず、わずか1クールでの放送終了となりました。

このドラマは、商業カメラマンである洞門桜が国際刑事警察本部(IPC)から東京に派遣された秘密捜査官としての姿を描いています。洞門は、組織からの指令を受けて、闇社会に潜む犯罪と戦うプロファイターとして活動します。彼は世界規模の犯罪組織と対峙し、アクション満載の展開が繰り広げられます。オープニングや殺し屋との壮絶な戦い、そして地下の秘密指令室の描写など、007シリーズからの影響を受けたスパイアクションドラマとなっています。

スタッフ

• - 原作: 島田一男（桃源社刊「赤い影の男」シリーズより）
• - 脚本: 高垣葵、田代淳二、藤本義一、津瀬宏、押川国秋、島田一男、市川森一、三井偠市、久保勝利
• - 音楽: 冨田勲
• - 監督: 小林恒夫、木俣和夫、若林幹、板谷紀之、白井更生、曲谷守平、三輪彰
• - プロデューサー: 永井陽三（日本テレビ）、田中博（宝塚映画）

キャスト

• - 洞門桜: 高城丈二
• - 有沢百合: 佐藤友美
• - 下村悦子: 浜かおる
• - 遠山純: 長沢純
• - I.C.P.B.極東部長（声の出演）: 納谷悟朗

この作品は、1996年10月から1998年3月にかけてCSのファミリー劇場で、『37階の男』と共に再放送されたことでも知られています。スパイアクションというジャンルにおいて、彼のキャラクターは非常に魅力的で、特に「影を追う男」という主題歌も印象的であり、作品の雰囲気を一層引き立てています。

全体として、『プロファイター』は1960年代の日本における新しいドラマのスタイルを先駆けた作品であり、視覚的な魅力と共にストーリーの展開も楽しませてくれました。多くの視聴者に影響を与えたこの作品は、今なお懐かしむファンが多い一作と言えるでしょう。

日本テレビと宝塚映画による強力なコラボレーションの結果、視聴者に新しい視点を提供した『プロファイター』。その魅力から目が逸らせない作品になりました。

もう一度検索