プロ野球 ファミスタ リターンズ

プロ野球 ファミスタ リターンズ

『プロ野球 ファミスタ リターンズ』は、バンダイナムコエンターテインメントが2015年10月8日にニンテンドー3DS向けに発売した野球ゲームです。ニンテンドー3DSではシリーズ通算で2作目にあたり、ニンテンドーDS時代からカウントすると5作目となります。

基本的なゲームシステムは前作『プロ野球 ファミスタDS2011』を踏襲しており、大きな変更点はありません。発売に先駆け、2015年9月18日からはニンテンドーeショップにて無料体験版の配信が行われました。

ゲーム内では、ナムコスターズの選手「ピノ」のボイスを、声優の落合福嗣氏が担当しています。

ゲームモード

本作には、メインとなるいくつかのモードに加え、野球の基本操作を学べるトレーニングモードや、ローカル通信での対戦モードが収録されています。特に通信対戦は、3DS本体2台に対しソフト1本での対戦が可能です。また、前作にはなかったオンライン対戦モードが2種類搭載されています。

ドリームペナント

本モードは、前作までの進行方式を基本としながらも、新たな要素が加わりました。試合前にナムコキャラクターが登場し、プレイヤーに有利なボーナスが付与されたり、打撃や投球などのパワースイング回数が増えたりする便宜が図られることがあります。さらに、次の試合で特定の条件（例：「2点差で勝利する」「相手を完封する」など）を満たすことで報酬が得られる「課題」が提示されるイベントも発生します。

ファミスタクエスト

架空の敵「メタル星人」によって支配された日本列島を、野球の力で解放していくユニークなモードです。各都道府県を舞台に試合が行われ、それぞれの地域に応じて定められた特定の条件を満たす選手だけでオーダーを組む必要があるため、戦略性が求められます。

プロ野球ペナントレース

日本のプロ野球を再現したモードで、NPBに加盟する12球団の中からお気に入りの1チームを選んでシーズンを戦い抜きます。レギュラーシーズンはリーグ戦120試合と交流戦24試合の合計144試合で行われます。実際のペナントレースと同様に、リーグ戦で上位3チームに入ればクライマックスシリーズに進出。1stステージ（2戦先取）、ファイナルステージ（リーグ1位は2戦先取、2位は3戦先取）を勝ち上がると、日本シリーズ（4戦先取）へと進みます。なお、リーグの編成は固定されており、プレイヤーが自由に組み替えることはできません。

オープン戦

手軽に1試合だけ楽しみたい場合に最適なモードです。ドリームペナントと同様に、試合結果に応じてFP（ファミスタポイント）を獲得することができます。

登場チーム

日本のプロ野球12球団に加え、オリジナルチームが登場します。

セントラル・リーグ
東京ヤクルトスワローズ
読売ジャイアンツ
阪神タイガース
広島東洋カープ
中日ドラゴンズ
横浜DeNAベイスターズ
パシフィック・リーグ
福岡ソフトバンクホークス
北海道日本ハムファイターズ
千葉ロッテマリーンズ
埼玉西武ライオンズ
オリックスバファローズ
東北楽天ゴールデンイーグルス
オリジナルチーム
ナムコスターズ
ナムコスターズJr.

登場球場

NPB12球団の本拠地球場に加え、シリーズでおなじみの球場も収録されています。ゲーム中の表記に従い、発売前後のネーミングライツによる改称はカッコ内に併記されています。

NPB本拠地球場
福岡ヤフオク!ドーム
西武ドーム（西武プリンスドーム）
千葉マリンスタジアム（QVCマリンフィールド）
札幌ドーム
京セラドーム大阪
神戸総合運動公園野球場（ほっともっとフィールド神戸）
楽天Koboスタジアム宮城
ナゴヤドーム
阪神甲子園球場
東京ドーム
明治神宮野球場
MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島
横浜スタジアム
その他の球場
ピッカリスタジアム：シリーズ第1作から登場する、オーソドックスな人工芝の野球場です。
かせんじき球場：『ファミスタ'88』で初めて登場した、多摩川緑地広場硬式野球場（旧巨人軍多摩川グラウンド）をモデルとした手狭なグラウンドです。
* がいこくパーク：『ファミスタ'90』の「ふえいふえい」や『ファミスタオンライン』の「モンスター球場」として登場した、フェンウェイ・パークがモデルの球場です。レフト側のフェンスが高く、右中間が極端に広い、左右非対称の天然芝球場という特徴があります。

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