ベスト3夢の顔合せ

『ベスト3夢の顔合せ』

『ベスト3夢の顔合せ』（べすとすりー ゆめのかおあわせ）は、1975年10月4日から1976年9月25日まで、日本テレビ系列で放送されていたバラエティ番組です。本番組は松下電器産業（現・パナソニック）の一社提供により全39回放送されました。放送時間は毎週土曜日の19:30から20:00までであり、プロ野球のナイター中継が行われる日には、お休みとなることが多かったため、放送回数は限られました。

番組の概要

本番組では、毎回異なるテーマに基づいて現れる3名の芸能人が、歌やコントを披露します。視聴者からのリクエストによって、テーマや出演者が設定されることもあり、観る人々に楽しんでもらう工夫が行われていました。ただし、プロ野球中継の関係で放送が休止されることが多く、特に夏の時期には1ヶ月以上も放送されないことがありました。このため、全体で1年間の放送期間がありながらも、実際には3クール分の放送に収束してしまいました。

司会者

本番組の司会は、全回にわたってアン・ルイスが務めました。彼女の後には、1975年10月から1976年3月までずうとるびが司会を担当し、さらに1976年4月からは郷ひろみが起用されました。郷は次の番組『オールスター親子で勝負!』でも司会を続けることになり、1977年3月までその役割を担いました。

その他の情報

番組の初回のメインゲストには桜田淳子、山口百恵、森昌子という「花の高2トリオ」が登場し、ゲストには和田アキ子が控えていました。同じ日にはフジテレビでも松下電器の一社提供による『ズバリ!当てましょう』（第2期）が放送されており、朝日新聞のラジオ・テレビ欄には両番組の合同宣伝が掲載されていました。

さらに、1976年1月24日の放送では「新御三家の日本武道館対決」が行われ、参加した新御三家のメンバーは、自らの出演料で車椅子を購入し、愛の小鳩事業団（現・日本テレビ小鳩文化事業団）を通じて、障害者支援施設に寄付するという地域貢献を行いました。このような形式の寄付活動や特別番組は、1978年に日本テレビがスタートさせた『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』へと受け継がれていくことになります。

最終回は1976年10月2日のナイター雨天中止時の代替番組として組まれていました。しかしその日のナイターは予定通り行われたため、本番組の最終回は放送されず、実際には9月25日に放送された分が最後となりました。これに関して、最終回が別の時間帯で放送されたのかどうかは確認が取れていません。

終わりに

『ベスト3夢の顔合せ』は、放送当時のエンターテインメントシーンにおいて、視聴者参加型の面白さを感じさせる番組でした。さまざまな才能が集まり、視聴者に笑顔をもたらしたその姿勢は、今日のバラエティ番組にも多くの影響を与えていると言えるでしょう。

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