ベッキー・リンチ

ベッキー・リンチ：アイルランドが生んだ反逆のカリスマ

ベッキー・リンチ（Becky Lynch）は、1987年1月30日生まれ、アイルランド共和国出身のプロレスラー。本名レベッカ・クイン（Rebecca Quin）。現在はWWEに所属し、その卓越した技術とカリスマ性で世界中のファンを魅了しています。

プロレスラーとしての原点

10代の頃、プリンス・デヴィットとポール・トレイシーが主宰するレスリングスクールに入門。2002年11月11日、レベッカ・ノックスとしてデビューを果たしました。キャリア初期は母国アイルランドを中心に活動し、その後、活動の場を広げていきます。

2005年11月には初来日。IWGPのメインイベントでアジャ・コング、グラン浜田とタッグを組んで試合に臨みました。2006年8月にも再び来日し、日本の女子プロレスラーと対戦するなど、日本での経験も積んでいます。

WWEでの躍進

2013年4月8日、WWEとディベロップメンタル契約を結び、NXTに所属。リングネームをベッキー・リンチと改めました。2014年6月26日、NXTでデビューを果たし、サマー・レイに勝利。WWE昇格への足がかりとしました。

2015年7月13日、シャーロット、サーシャ・バンクスと共にWWEへと昇格。ディーヴァ戦線に革命を起こすことを宣言され、ペイジとPCB、サシャはナオミとタミーナ・スヌーカとチーム・ビューティフル・アンド・デンジャラス（Team B.A.D.）を結成。以降、WWEの主要メンバーとして活躍しています。

頂点へ、そして伝説へ

2016年9月11日、Backlash 2016にて新設されたWWEスマックダウン女子王座争奪6パックチャレンジマッチに出場。初代王者に輝きました。2018年9月16日、WWE Hell in a Cell 2018にてWWEスマックダウン女子王座を奪取。ロンダ・ラウジーとのチャンピオンVSチャンピオンマッチが決定するも、怪我により欠場。その後、アスカに王座を奪われました。

2019年1月27日、Royal Rumble 2019で女子ランブル戦で優勝。レッスルマニア35でのロウ女子王座戦でロンダ・ラウジーと対戦するはずでしたが、出場停止処分を受けます。しかし、その後、ロンダが王座を返上し、ベッキーの出場停止処分が解除。最終的に、シャーロット、ロンダとのトリプルスレッドマッチで両女子王座を獲得しました。

2020年5月11日放送のRAWで妊娠を発表し、ロウ女子王座を返上。その後、第一子を出産し、現在はWWEに復帰。再びトップ戦線で活躍しています。

その他の活動と私生活

プロレスラーとしての活動以外にも、エアリンガスの客室乗務員として働いていた時期があります。2019年8月22日には、同じくWWEに所属するセス・ロリンズとの婚約を発表し、話題となりました。

得意技

ディスアーマー
マン・ハンドル・スラム
ベックスプロダー

タイトル歴

WWEロウ女子王座 : 2回
WWEスマックダウン女子王座 : 4回
WWE女子タッグチーム王座 : 1回（w / リタ）
NXT女子王座 : 1回
ロイヤルランブル : 2019年優勝
* グランドスラム達成

ベッキー・リンチは、その圧倒的な実力とカリスマ性で、プロレス界に新たな風を吹き込みました。彼女の今後の活躍から目が離せません。

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