ベリーエレガント

ベリーエレガント（Verry Elleegant）

概要

ベリーエレガントは、ニュージーランドで生まれ、フランスで調教された競走馬で、2015年10月12日に誕生し、2024年2月18日に惜しまれつつもこの世を去りました。その競走成績は目覚ましく、特に2020年のコーフィールドカップ、2021年のメルボルンカップをはじめとするG1レースでの11勝という成果は、競馬界に名を馳せた証です。2020/21シーズンにはオーストラリア年度代表馬に選ばれました。

戦績

2歳（2017・18年）

ベリーエレガントは、最初のレースである2017年7月7日のニュージーランドのテラパ競馬場でデビューし、2着となります。

3歳（2018・19年）

デビューから1か月後の8月、未勝利戦で見事勝利を収めた後、9月にはオーストラリアでの移籍が決まります。ダレン・ウィアー厩舎にて初戦のマニフォールドステークスでは3着、その後エーテルステークスで重賞初勝利を挙げます。11月にはケネディオークスでG1初挑戦となるも5着に終わりますが、その後調教師が問題を抱え、クリス・ウォラー厩舎に転厩します。2月にはザヴァニティで2着、ファーラップステークスでの勝利を経て、G1初勝利を達成します。

4歳（2019・20年）

8月のウィンクスステークスで9着となるものの、10月のヒルステークスで勝利を重ねます。コックスプレートでは奮闘するも12着、休養明けのタンクレッドステークスでG1・3勝目を挙げ、4歳シーズンを終えることになります。

5歳（2020・21年）

このシーズン、ベリーエレガントは再び勢いを増し、ウィンクスステークスでG1・4勝目を達成。その後のコーフィールドカップでも勝利を収め、メルボルンカップにも挑戦しますが、7着となります。2021年にはアポロステークスで3着、続くレースでゴドルフィン所有の馬を押さえて勝利を収め、G1・8勝目を挙げました。

6歳（2021・22年）

この頃から、ベリーエレガントは徐々に活躍の場を海外に移し始めます。8月のウィンクスステークスでの2着を経て、ジョージメインステークスで鮮やかな勝利を飾り、10月のメルボルンカップでも大規模なレースで結果を残しました。

7歳（2022年）

フランスでのデビュー戦は厳しい幕開けとなりましたが、その後のフォワ賞では3着と健闘。しかし、最終的には現役を引退することに決まりました。

引退後

引退後は繁殖牝馬としての活動が期待されました。初年度はシーザスターズとの交配が決定されるも、2024年2月に出産時の合併症で命を落とすこととなりました。

この訃報に対して、関係者やファンからは深い悲しみの声が寄せられました。主戦騎手のマクドナルドもその偉大さをしのび、特別な存在だったと語りました。彼女の競走馬としての成果は、絶え間ない努力と限りない競技への愛情が詰まったものでした。ベリーエレガントは、競馬界に名を刻む偉大な馬として、今後も語り継がれていくことでしょう。

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