ベルナルジ・アニシオ・カルデイラ・ドゥアルテ

ベルナルジ・アニシオ・カルデイラ・ドゥアルテ

ベルナルジ・アニシオ・カルデイラ・ドゥアルテ（Bernard Anício Caldeira Duarte）は、1992年9月8日にブラジルのミナスジェライス州ベロオリゾンテで生まれたサッカー選手です。彼は現在、ギリシャのパナシナイコスでミッドフィールダーとしてプレーしています。主に左サイドハーフやトップ下を主戦場としています。

経歴

ベルナルジのサッカーキャリアは、2006年にアトレチコ・ミネイロのユースチームに入団したことから始まりました。彼は2010年に同クラブのトップチームへ昇格し、プロとしての道を歩み始めました。彼のプレースタイルはすぐに注目を集め、2013年8月8日にウクライナの名門FCシャフタール・ドネツクに移籍します。この時の契約は5年間で、移籍金は2500万ユーロという大きなものでした。彼はそこでのデビュー戦となったFCメタリスト・ハルキウ戦において、ドウグラス・コスタとの交代でピッチに立ち、好印象を残しました。

スペインの有名なメディア『エル・パイス』によって、2013年の南米トップ11選手に選出されるなど、彼の実力は高く評価されました。しかし、2014年に起きたウクライナの政治的不安定に伴い、退団の可能性も視野に入れる発言がありました。彼は2017-18シーズンをもってシャフタールを離れることとなり、その後、チェルシーFCやACミランといった名のあるクラブから関心を寄せられることになりました。最終的に、2018年8月9日にエヴァートンFCとの4年契約を結びました。

マルコ・シウバ監督は彼の技術力を特に評価し、身長や身体能力に関する懸念を払いのけて契約を決断しました。ベルナルジはエヴァートン加入者の中では最年長である26歳という年齢でしたが、その年齢にかかわらず、早くもチームに欠かせない存在となりました。彼のエヴァートンでのデビューは2018年8月25日のAFCボーンマス戦で、その後、FAカップやプレミアリーグでもゴールを決め、着実にチーム内での地位を固めます。そして、2021年7月22日にシャールジャFCに移籍することになります。

代表経歴

ベルナルジは2012年11月に行われたスーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカスでアルゼンチン代表と対戦し、A代表デビューを果たしました。その後、母国ブラジルで開催されたFIFAコンフェデレーションズカップ2013では、代表メンバーとして選出され、重要な試合に出場しました。特に、準決勝のウルグアイ戦では優勝を経験し、2014 FIFAワールドカップでも代表入りを果たしました。彼はクロアチアとの開幕戦でピッチに立ち、その後も重要な試合に出場し続けました。

タイトル

クラブチームにおいては、アトレチコ・ミネイロでカンピオナート・ミネイロを2012年と2013年に制し、コパ・リベルタドーレスでも2013年に優勝を果たしました。FCシャフタール・ドネツクでは、ウクライナ・プレミアリーグを3度（2013-14, 2016-17, 2017-18）、ウクライナ・カップを3度（2015-16, 2016-17, 2017-18）制覇し、ウクライナ・スーパーカップでも3度のタイトルを手にしました。代表としては、スーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカスとFIFAコンフェデレーションズカップでの優勝経験があります。

今後のベルナルジの活躍に期待がかかります。

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