ベルナール・ディオメドとは？意味をやさしく解説

ベルナール・ニコラ・ティエリ・ディオメド（Bernard Nicolas Thierry Diomède, 1974年 1月23日 - ）は、フランス・シェール県サン＝ドゥルシャール出身の元サッカー選手。現役時代のポジションは主に左ウイングだった。現在はU-20フランス代表の監督として、次世代の育成に情熱を注いでいる。

クラブでのキャリア

ディオメドはAJオセールのユースで才能を磨き、1992年にトップチームでプロデビューを果たした。名将ギー・ルー監督の指導の下、リーグ・アン優勝やクープ・ドゥ・フランス制覇など、数々のタイトル獲得に貢献。その活躍は海外にも知れ渡り、2000年にはイングランドの名門リヴァプールFCへ移籍。

しかし、リヴァプールでは出場機会に恵まれず、公式戦わずか5試合の出場に留まった。翌年1月にはACアジャクシオへレンタル移籍し、シーズン終了後に完全移籍。その後はUSクレテイユ＝リュシタノ（リーグ・ドゥ）、クレルモン・フット（フランス全国選手権）と、フランス国内のクラブを渡り歩き、2008年1月18日に現役引退を表明した。

フランス代表としての輝き

1998年1月、スペイン戦でフランス代表デビューを飾ると、同年自国開催のワールドカップのメンバーに選出された。本大会では3試合に出場し、決勝戦ではベンチからチームの優勝を見届けた。しかし、W杯後には代表に招集されることはなく、代表でのキャリアは短期間で幕を閉じた。

引退後の活動

引退後のディオメドは、後進の育成に力を注いでいる。2008年にはイシー＝レ＝ムリノーに自身のフットボールアカデミーを設立。アラン・サン＝マクシマンなど、才能ある若手選手を数多く輩出している。アカデミーでは、サッカーの技術指導だけでなく、人間形成にも力を入れており、次世代を担う人材育成に貢献している。

プレースタイル

ディオメドは、スピードとテクニックを兼ね備えたアタッカーだった。左サイドからのドリブル突破を得意とし、チャンスメイク能力も高かった。また、献身的な守備も評価されており、チームのためにハードワークを惜しまない選手だった。

代表歴

1998 FIFAワールドカップ

試合数

国際Aマッチ 8試合 0得点（1998年）

外部リンク

もう一度検索