ベルント・レノ

ベルント・レノ

ベルント・レノ（Bernd Leno、1992年3月4日 - ）は、ドイツ・バーデン＝ヴュルテンベルク州出身のプロサッカー選手です。現在は、イングランドのフラムFCに所属しており、ポジションはゴールキーパーです。また、ドイツ代表としてもプレーしています。

クラブ経歴

レノは、2003年からVfBシュトゥットガルトのユースチームに所属し、着実に才能を伸ばしました。そして、2011年にトップチームへ昇格し、プロとしてのキャリアをスタートさせます。

2011年8月、レネ・アードラーの負傷により、バイエル・レバークーゼンへレンタル移籍。同年8月14日のヴェルダー・ブレーメン戦でプロデビューを飾りました。8月27日のボルシア・ドルトムント戦では、昨季王者相手に無失点という素晴らしい活躍を見せ、その実力を証明しました。

同年11月30日、レバークーゼンへの完全移籍が発表され、アードラーの復帰後もポジションを譲らず、33試合に出場。アードラーをハンブルガーSVへ移籍させるという形で、背番号1番を継承しました。

2018年6月19日、プレミアリーグの強豪アーセナルFCへの加入が発表されました。移籍金は約2500万ユーロと推定されています。当初はペトル・チェフの控えでしたが、チェフの負傷離脱を機にレギュラーポジションを獲得。その後、チェフが復帰してもその座を明け渡すことはありませんでした。

2020年6月20日、ブライトン戦で相手選手との接触により右膝を負傷し、戦線離脱。しかし、2019-20シーズンは、リーグ7位となる113回のセーブ数を記録し、チーム内ではアーセナル年間最優秀選手の2位に選ばれるなど、その活躍は高く評価されました。

2021年2月2日、ウルヴァーハンプトン戦でペナルティーエリア外でボールを手で払いのけてしまい、一発退場。チームは逆転負けを喫しました。同年8月22日のチェルシー戦では、ルカクのヘディングを阻止し、このセーブがシーズン最優秀セーブの候補に選出されました。しかし、アーロン・ラムズデールの加入により、ポジションを譲ることになりました。

2022年8月2日、フラムFCと3年契約（12ヶ月延長オプション付き）を締結。すぐにレギュラーに定着し、2023年2月にはプレミアリーグ月間最優秀選手の候補に選出されるなど、チームの勝利に大きく貢献しています。

代表経歴

レノは、ドイツ代表として、UEFA U-17欧州選手権2009や2009 FIFA U-17ワールドカップに出場。UEFA EURO 2016ではA代表に初選出されました。

2017年には、FIFAコンフェデレーションズカップ2017の代表メンバーに選出。2018 FIFAワールドカップではメンバーから落選しましたが、EURO2020では代表メンバーに招集されました。

人物

同じ1992年生まれのGKであるマルク＝アンドレ・テア・シュテーゲンとは、U-17ドイツ代表時代からライバル関係にあります。テア・シュテーゲンは、レノについて「互いにリスペクトし合っている」と語っています。

タイトル

クラブ

アーセナル

FAカップ：1回（2019-20）
FAコミュニティ・シールド：1回（2020）

代表

U-17ドイツ代表

UEFA U-17欧州選手権：1回（2009）

ドイツ代表

FIFAコンフェデレーションズカップ：1回（2017）

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