ベース・プレイヤー

ベース・プレイヤー (Bass Player)

『ベース・プレイヤー』は、アメリカ合衆国で発行されている、ベーシストを対象とした専門音楽雑誌です。1988年に創刊され、当初は『ギター・プレイヤー』誌の別冊としてスタートしました。創刊時の編集長はジム・ロバーツが務め、本拠地はカリフォルニア州サンフランシスコに置かれていました。1990年からは定期刊行物として発行されています。

現在は、フューチャーUSが発行元となっており、各号には著名なベーシストのインタビュー記事、ベース演奏のレッスン記事、最新のベース関連機材のレビューなどが掲載されています。ベーシストにとって有益な情報源として、長年にわたり支持されています。

ベース・プレイヤー・ライブ!

『ベース・プレイヤー』誌は、ベーシストのための年に一度のイベント「ベース・プレイヤー・ライブ! (Bass Player LIVE!)」を主催しています。このイベントは、ベーシスト同士の交流や、著名なベーシストの演奏を間近で体験できる貴重な機会として、多くのファンに親しまれています。

「ベース・プレイヤー・ライブ!」は、2004年から2007年まではニューヨーク市で開催され、2008年から2017年まではカリフォルニア州ロサンゼルス市ハリウッドで開催されていました。

歴代編集長

ジム・ロバーツ (Jim Roberts)：1990年3月 - 1996年12月
カール・コリャット (Karl Coryat)：1997年1月 - 1998年1月
リチャード・ジョンストン (Richard Johnston)：1998年2月 - 2001年7月
ビル・レイ (Bill Leigh)：2001年8月 - 2009年3月
ジョナサン・ヘレーラ (Jonathan Herrera)：2009年4月 - 2010年12月
ブライアン・フォックス (Brian Fox)：2011年1月 - 2014年6月
クリス・ジシ (Chris Jisi)：2014年7月 - 2018年10月
ジョエル・マクアイヴァー (Joel McIver)：2018年11月 - 現在

生涯功績賞

『ベース・プレイヤー』誌は、1998年以降のほとんどの年において、ベース音楽界に多大な貢献をした著名なベーシストに対し、生涯功績賞 (Lifetime Achievement Awards) を授与しています。

以下は、歴代の受賞者の一覧です。

1998年：ミルト・ヒントン、ボビー・ロドリゲス
1999年：チャック・レイニー
2000年：ジョー・オズボーン、パーシー・ヒース
2001年：ジェリー・ジェモット、レオ・フェンダー
2002年：(受賞なし)
2003年：(受賞なし)
2004年：アンソニー・ジャクソン、ウィル・リー
2005年：ロン・カーター、ジャック・ブルース
2006年：スタンリー・クラーク
2007年：リー・スカラー、トニー・レヴィン
2008年：キャロル・ケイ、ヴァーダイン・ホワイト、マイク・ワット
2009年：ロッコ・プレスティア、チャーリー・ヘイデン
2010年：ブーツィー・コリンズ、アルフォンソ・ジョンソン
2011年：ジャック・キャサディ、ジェームス・ジェマーソン、ラリー・グラハム
2012年：クリス・スクワイア、アストン・バレット、ジャコ・パストリアス
2013年：ギーザー・バトラー、リー・ロッカー
2014年：エイブ・ラボリエル・シニア
2015年：レミー、ネイザン・イースト、ルイス・ジョンソン
2016年：ビリー・シーン、ジョージ・ポーターJr.、ティム・ボガート
2017年：フリー、ジミー・ジョンソン、ドナルド・"ダック"・ダン
2018年：(受賞なし)
2019年：ジョン・パティトゥッチ
2020年：(受賞なし)
2021年：マーカス・ミラー、ゲイル・アン・ドロシー、ジョン・テイラー、チャールズ・バーサッド

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