ペリー・サターン

ペリー・サターン（Perry Saturn）

アメリカ合衆国オハイオ州クリーヴランド出身のプロレスラー、ペリー・サターン（本名：ペリー・アーサー・サトゥーロ）。彼はリングネームで知られ、1966年10月25日に生まれました。サターンは数々の団体で活躍し、その技術や個性的なキャラクターで多くのファンを魅了してきました。

来歴

キャリア初期

ペリー・サターンは、17歳でアメリカ陸軍に入隊し、軍での生活を経た後、プロレスラーとしての道を志しました。ジョン・クローナスとの出会いが転機となり、キラー・コワルスキーが主宰するレスリングスクールで基本技術を学びました。1990年、彼はコワルスキー主宰のIWFでデビューし、テラ・ライジング（後のトリプルH）とタッグチームを結成しました。リングネームをペリー・サターンに変更後、クローナスとのタッグ「ジ・イリミネーターズ」を結成し、次第に頭角を現しました。1991年からはUSWAに参戦し、1993年には新日本プロレスにも初参戦し、多くのタッグマッチで活躍しました。

ECW時代

1995年、ペリー・サターンはECWと契約し、クローナスとともにタッグ戦線で活動を開始しました。彼の存在はすぐにトップレスラーの仲間入りを果たし、数々の名試合を演じました。特に1996年にはミック・フォーリーとの対戦でECW世界タッグ王座を奪取し、名実ともにトップ選手となったのです。ダッドリー・ボーイズやザ・ギャングスターズとの激闘は今でも語り草です。

WCWでの成功

サターンは1997年にECWを離れ、WCWに移籍します。彼の移籍後すぐに、11月3日にディスコ・インフェルノからWCW世界TV王座を奪取し、その後レイヴェンズフロックに加入しました。1999年にはクリス・ベノワとともにWCW世界タッグ王座を奪取し、サターンとしての実力を証明しました。しかし、2000年にWCWの運営方針に不満を抱き、退団という決断を下します。

WWF / WWEへの移籍

2000年にWWFへ移籍後、彼はベノワやマレンコ、ゲレロとともに「ラディカルズ」を結成しました。このユニットはすぐにトップ選手として注目を集め、トゥー・クールやニュー・エイジ・アウトローズとの抗争でその名を轟かせました。しかし、ユニットは2001年に解散し、その後はハードコア王座やヨーロピアン王座を獲得するも、2002年にWWEを退団します。

インディー団体での活動

退団後、サターンはインディー団体に参戦し、再度プロレス界に戻ってきました。2004年には銃撃事件で重傷を負うもリハビリを経て、2011年にはインディーで復帰を果たします。その後、2012年にはWWEにロードエージェントとして復帰し、新たなキャリアを歩んでいます。

得意技

サターンは様々な技を持つことで知られており、特に「リング・オブ・サターン」と呼ばれるフィニッシュホールドが有名です。この技は、アームバーとクロスフェイスを組み合わせたもので、相手に独特の圧力をかけることができます。この他にも、多数のレスリング技を駆使し、多彩な試合を展開しました。

獲得タイトル

ペリー・サターンは、WCWやECW、WWEで数多くのタイトルを獲得しました。その中にはECW世界タッグ王座やWCW世界タッグ王座、WWEハードコア王座などがあります。彼の功績は、そのキャリアを通して様々な団体で証明されています。

結論

ペリー・サターンは、さまざまなプロレス団体でその才能を発揮し、名実ともに業界のトップレスラーの一人として知られています。彼の独創的な技やキャラクターは、今なお多くのファンに愛され続けています。

もう一度検索