ペルソナ (クレジットカード)

株式会社ペルソナの概要

株式会社ペルソナ（Persona Co., Ltd.）は、エイチ・ツー・オーリテイリング株式会社の子会社として、日本国内でクレジットカードの会員募集や会員サービスを手掛けています。1985年に阪急東宝グループの共同出資により設立され、その後、阪急百貨店の子会社として位置づけられました。2003年には、クレジットカードサービスの統一化が図られ、商号を現在の「株式会社ペルソナ」に変更しました。

歴史的な背景

設立当時、阪急東宝グループの300社が、それぞれ独自にクレジットカードを発行していましたが、その利用範囲は限られていました。このため、阪急電鉄、阪急百貨店、東宝の各社長が協力して、グループ全体で利用可能なクレジットカードの導入を検討しました。1985年にその取り組みが具体化し、阪急電鉄と阪急百貨店が30％ずつ、東宝が20％の出資を行い、事業がスタートしました。

創業当初は、阪急梅田駅や有楽町に営業所を設置し、阪急百貨店での価格割引やサービスを提供していました。その後、「ペルソナ定期便」と呼ばれる定期券の宅配サービスも展開し、顧客の利便性を高めていきました。

現行のクレジットカード

ペルソナが提供するクレジットカードは、2003年から新たなカードとして展開されています。2004年には、阪急カードと提携し、PiTaPaを搭載したカードも登場しました。このカードでは、阪急百貨店や阪神百貨店での利用額に応じて5％から最大10％の優待が受けられ、また阪急阪神東宝グループ内の優待加盟店でも様々な特典が利用可能です。

カードの種類

現在、ペルソナが発行しているクレジットカードには以下の種類があります：

• - ペルソナSTACIAカード (VISA)：2014年に赤色のデザインにリニューアルされ、阪急と阪神での購入時に基準利用額に応じて3％から10％のSポイントが貯まる仕組みです。
• - ペルソナSTACIAアメリカン・エキスプレスカード：このカードは、購入時に常に10％のSポイントが貯まる特典があります。
• - 博多阪急エメラルドカード：このカードでは、購入額に応じてポイントが貯まりますが、Sポイントの対象にはなりません。

過去のカード

ペルソナは、かつて青色のカードを発行していましたが、2014年の時点で新規申し込みは終了しています。特に「ソレーナSTACIAカード」はイズミヤでも利用可能な特典を持ち、2024年3月にはサービスが終了する予定です。また、ペルソナカードの活動は、阪急東宝グループ各社の特典を強調しながら進められ、特定カードの新規発行や更新は終了しました。

まとめ

株式会社ペルソナは、エイチ・ツー・オーグループの一員として、顧客に多様なクレジットカードサービスを提供し続けています。過去の歴史を活かしつつ、顧客のニーズに応える様々な特典を展開することで、より一層のサービス向上を目指しています。これからも、クレジットカード市場において重要なプレイヤーとしての役割を果たしていくことが期待されています。

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