ペーター・リーベルス

ペーター・リーベルス（Peter Liebers、1988年4月16日 - ）は、ドイツ出身の元フィギュアスケート選手です。男子シングルで活躍し、その姓はリーバースとも表記されることがあります。

リーベルスは、2014年ソチオリンピックにドイツ代表として出場し、6回ものドイツ選手権優勝を飾るなど、ドイツフィギュアスケート界を代表する選手の一人でした。

人物

リーベルスの家族は、フィギュアスケートに深く関わっています。兄のマルティン・リーベルスもフィギュアスケート選手であり、父のマリオ・リーベルスは、かつて東ドイツ代表として欧州選手権や世界選手権に出場した経験を持つ元フィギュアスケート選手です。まさに、フィギュアスケート一家と言えるでしょう。

私生活では、2014年の夏に元フィギュアスケート選手のデニーゼ・ツィンマーマンと結婚し、2015年5月1日には長男が誕生しています。

趣味はドイツ史の研究と鉄道模型の製作という、知的好奇心と手先の器用さを感じさせるものです。

経歴

2006-2007シーズンは、足の怪我のため競技会への出場を見送りました。

2009年、2010年の世界選手権では、ショートプログラム（SP）でいずれも25位となり、フリースケーティング（FS）に進出することができませんでした。しかし、2011年の世界選手権では、予選から出場し、SPで16位となり、SP、FS、総合のパーソナルベストを全て更新する会心の演技を披露し、総合では15位と自己最高の順位となりました。

2012-2013シーズンには、アイスチャレンジで国際大会初優勝を果たし、ドイツ選手権では3連覇を達成しました。欧州選手権では自己最高の10位、世界選手権ではSP、FSともにパーソナルベストを更新し、11位となりました。

2013-2014シーズン、ニース杯のFSでは4回転トゥループを初成功し4位。欧州選手権ではSP、FSにパーソナルベストを更新し6位。ソチオリンピックでは団体戦のSPでパーソナルベストを更新。個人戦ではそのスコアをさらに更新し、SP5位で最終グループ入りを果たしました。FSでは順位を落としたものの8位入賞を果たしました。

2014-2015シーズンは、グランプリシリーズに2戦エントリーされていましたが、肩の手術の影響で出場を辞退しました。ドイツ選手権はSPの後に大会を棄権しました。世界選手権では5年ぶりにFS進出を逃しました。

2015-2016シーズン、スケートカナダを内転筋の張りを理由に出場辞退しました。2015年ロステレコム杯は練習中に鼠蹊部の痛みがぶり返したため、SPを前に棄権しました。ドイツ選手権は治療のために欠場しました。世界選手権は、股関節の手術のために欠場。

長年にわたりドイツのフィギュアスケート界を牽引し、数々の輝かしい成績を残したペーター・リーベルス。彼の今後の活躍から目が離せません。

主な戦績やプログラム使用曲、脚注、外部リンクについては省略します。必要に応じて元の情報を参照してください。

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