ホシデン

ホシデン株式会社について

ホシデン株式会社は、大阪府八尾市に本社を構える電子部品メーカーです。1947年の創業以来、コネクタ、ジャック、スイッチ、電磁弁といった多岐にわたる電子部品の製造を手がけています。これらの部品は、スマートフォン、パソコン、オーディオ機器、自動車など、現代社会に不可欠な様々な製品に組み込まれています。

事業概要

ホシデンの事業は、電子部品の製造にとどまりません。かつては液晶ディスプレイの開発・製造も行っており、特にアクティブマトリクス型液晶ディスプレイは、合弁会社を通じて事業展開していました。また、1960年代からはコンシューマー向け製品としてイヤホンを製造・販売しており、「ホシデンルンルン」ブランドで片耳イヤホンやステレオヘッドホンを提供していました。現在では、「SATOLEX」（サトレックス）ブランドで、より高品質な音響製品を市場に展開しています。

沿革

ホシデンの歴史は、1947年に古橋了氏が大阪市東成区で設立した古橋製作所に始まります。その後、1950年に星電器製造株式会社として設立されました。以下は主な沿革です。

1947年：大阪市東成区にて古橋製作所を創立。
1950年：資本金20万円で星電器製造株式会社を設立。
1959年：城東電機株式会社（現・ホシデン精工）及び東京星電株式会社を設立。
1960年：音響部品（イヤホン、マイクロホン）の開発・生産を開始。東京都品川区に東京営業所を開設。本社工場を現在地に移転。
1963年：大阪証券取引所市場第二部に株式上場。
1966年：初の海外進出として香港に現地法人「香港星電」を設立。
1968年：福岡県に九州星電株式会社（現・ホシデン九州）を設立。
1969年：台湾に現地法人「台湾星電」を設立。
1972年：カラー液晶表示素子の開発を開始。
1973年：韓国に現地法人「韓国星電株式会社」を設立。
1978年：米国に現地法人「HOSIDEN AMERICA CORP.」、シンガポールに現地法人「HOSIDEN SINGAPORE PTE.LTD.」を設立。
1979年：業界初のカラー液晶表示素子を開発。
1980年：大阪証券取引所市場第一部に指定替え。
1982年：滋賀県に星電子工業株式会社（現・ホシデンエフ・ディ）を設立。
1986年：ドイツに現地法人「HOSIDEN EUROPE GmbH.」を設立。
1990年：創立40周年を迎え、社名をホシデン株式会社に変更。
1992年：東京証券取引所市場第一部に株式上場。
2008年：ベトナムに現地法人「HOSIDEN VIETNAM（BAG GIANG）CO.,LTD.」を設立。

グローバル展開

ホシデンは、早くから海外展開を進めており、アジア、北米、ヨーロッパに拠点を置いています。香港、台湾、韓国、中国、ベトナム、米国、シンガポール、ドイツなど、世界各地に現地法人を設立し、グローバルなサプライチェーンを構築しています。

製品開発への取り組み

長年にわたり培ってきた技術力を生かし、常に新しい製品の開発に挑戦しています。特に音響機器分野では、高品質なイヤホンやヘッドホンを提供しており、オーディオファンからも高い評価を得ています。電子部品においても、小型化、高機能化、省エネ化といった時代のニーズに応える製品を開発し続けています。

関連会社

ホシデンは、複数の関連会社を有しており、グループ全体で事業展開を行っています。以下は主な関連会社です。

ホシデン精工株式会社
ホシデン化成株式会社
ホシデンエフ・ディ株式会社
ホシデン和歌山株式会社
ホシデン九州株式会社
株式会社サトレックス

その他

ソフトバンク'>[NTTドコモ]]、au（KDDI・沖縄セルラー電話）、[[Y!mobile]など、大手通信キャリアの純正品充電器の製造も手がけています。これは、ホシデンの高い技術力と品質に対する信頼性の証と言えるでしょう。

ホシデンは、電子部品と音響機器の両面で、技術革新を追求し、社会の発展に貢献し続けている企業です。


ホシデンホームページ

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