ホセ・シリ

ホセ・シリ：ドミニカ共和国が生んだ俊足巧打のプロ野球選手

ホセ・アレクサンダー・シリ（José Alexander Siri）は、1995年7月22日にドミニカ共和国のモンテ・プラタ州サバナ・グランデ・デ・ボヤで生まれました。右投右打の外野手として、メジャーリーグベースボール（MLB）のニューヨーク・メッツに所属しています。

プロ入りとレッズ傘下時代

2012年9月、シリはアマチュア・フリーエージェントとしてシンシナティ・レッズと契約し、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。2013年には、ルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・レッズでプロデビューを果たし、63試合に出場して打率.303、5本塁打、30打点、17盗塁を記録しました。その後も、ルーキー級アリゾナリーグ・レッズやパイオニアリーグのルーキー級ビリングス・マスタングスなどで経験を積み、着実に成長を遂げました。

2017年には、A級デイトン・ドラゴンズで126試合に出場し、打率.293、24本塁打、76打点、46盗塁という目覚ましい成績を残しました。この活躍が評価され、オフにはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りを果たしました。しかし、2020年1月27日にDFA（Designated for assignment）となり、レッズを退団することになりました。

レッズ傘下退団後

2020年2月3日、シリはウェイバー公示を経てシアトル・マリナーズへ移籍しましたが、3月10日には再びウェイバー公示を経てサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍しました。しかし、7月23日にDFAとなり、30日にマイナー契約となりました。この年は新型コロナウイルスの影響でマイナーリーグの試合が開催されなかったため、公式戦への出場機会はありませんでした。オフの11月2日にはFA（Free agent）となりました。

アストロズ時代

2020年12月23日、シリはヒューストン・アストロズとマイナー契約を結び、2021年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。2021年シーズンは、傘下のAAA級シュガーランド・スキーターズでプレーし、94試合に出場して打率.318、16本塁打、72打点、24盗塁という素晴らしい成績を収めました。そして、9月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし、同日のサンディエゴ・パドレス戦で代走としてメジャーデビューを果たしました。この年、メジャーでは21試合に出場し、打率.304、4本塁打、9打点、3盗塁を記録しました。

レイズ時代

2022年8月1日、シリはアストロズ、タンパベイ・レイズ、ボルチモア・オリオールズの3チーム間トレードで、レイズへ移籍しました。

メッツ時代

2024年11月19日、エリック・オージーとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍し、新たなスタートを切ることになりました。

プレースタイル

ホセ・シリは、俊足と強肩を兼ね備えた外野手として知られています。積極的なプレースタイルで、走攻守にわたってチームに貢献することが期待されています。

メッツでの活躍が期待されるホセ・シリ。今後の彼のプレーから目が離せません。

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