ホセ・フェルナンデス (1974年生の内野手)

ホセ・マヨバネクス・フェルナンデス・ロハス

ホセ・マヨバネクス・フェルナンデス・ロハス（José Mayobanex Fernández Rojas）は、1974年11月2日にドミニカ共和国ラ・ベガ州で誕生した元プロ野球選手です。彼は右投右打の内野手として知られ、1993年にモントリオール・エクスポズと契約後、プロキャリアをスタートしました。

経歴

MLBでのキャリア

エバンジェリスコ工業高校を卒業後、マドレ・イ・マエストラカトリック大学に進学し、1993年にエクスポズと契約しました。初めの5年間はマイナーリーグでのプレーが中心でしたが、1999年にはAAA級オタワ・リンクスで三塁手としてレギュラーを獲得し、メジャー初出場を果たしました。シーズンの終わりには8試合でメジャーでのプレーを経験し、初安打も記録しました。2001年にはアナハイム・エンゼルス傘下で圧倒的な成績を残しつつ、再度メジャーに復帰しますが、特に際立ったパフォーマンスは見せられませんでした。

韓国での活躍

2002年にはSKワイバーンズに入団し、韓国プロ野球でのキャリアをスタート。初年度には打率.281、45本塁打、107打点といった素晴らしい成績を残しました。この45本塁打は韓国プロ野球の外国人選手シーズン記録となり、その後も有名な選手たちの記録と並ぶものでした。しかし、オフにはメジャー復帰を目指してSKを退団しました。

日本でのプレー

2003年、千葉ロッテマリーンズに入団。ロバート・ローズの引退を受けて加入し、早くからクリーンナップとして活躍しました。シーズンでは126試合に出場、打率.303、32本塁打、100打点を記録し、日本の野球に迅速に適応しました。しかし、翌年からボビー・バレンタイン監督の下で戦力外通告を受けた後、西武ライオンズに移籍。

西武では2004年に132試合に出場し、33本塁打、94打点を記録。プレーオフでの活躍もあり、日本シリーズ制覇に貢献しました。2005年は打率.293、26本塁打を記録しつつも、年末には自由契約となりました。その後楽天で再起し、重要な4番打者として活躍しました。サヨナラ本塁打やベストナインも獲得しています。

引退後 & 現在

2013年には再度オリックスに復帰し、最終的に現役を引退。その後はスカウト活動や編成部での職務に携わり続けており、特に国際業務に貢献しています。

人物

フェルナンデスは愛称「マヨ」で知られ、ファンからはしばしば「ホセ」と呼ばれています。チームメイトとのパフォーマンスやメッセージ性のあるコメントを通じてファンとコミュニケーションを図る姿勢も印象的です。趣味としては日本語の勉強を挙げており、日本滞在中のキャリアを通じて会話能力を向上させました。

成績

通算成績では、打率や本塁打の記録が目立ち、特に四国リーグでの活躍が評価されています。リーダーシップやチームに対する貢献度も後輩選手たちから評価されており、野球界での影響力は今も健在です。

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