ホセ・マリア・サンチェス・マルティネス

ホセ・マリア・サンチェス・マルティネス（José María Sánchez Martínez）は、1983年10月3日生まれ、スペイン・ムルシア州ロルカ出身のサッカー審判員です。スペイン国内のトップリーグであるラ・リーガを担当する一方、国際サッカー連盟（FIFA）に国際審判員として登録されており、世界的な舞台でも活躍しています。また、欧州サッカー連盟（UEFA）の審判ランクにおいては、最上位に位置するエリートカテゴリーに属しています。

審判としてのキャリア

サンチェス・マルティネスは2000年から審判としての活動をスタートさせました。そのキャリアは着実にステップアップを重ね、2010-11シーズンからはセグンダ・ディビシオンB（スペイン3部リーグに相当）で審判を務め、翌シーズンにはセグンダ・ディビシオン（スペイン2部リーグ）へと昇格を果たします。そして、その4年後にはついにラ・リーガ（スペイン1部リーグ）担当へと昇りつめました。

ラ・リーガでのデビュー戦は、2015年8月29日に行われたレアル・ソシエダ対スポルティング・デ・ヒホン戦でした。その後、2017年にはスーペルコパ・デ・エスパーニャ（スペイン・スーパーカップ）の2ndレグ、レアル・マドリード対FCバルセロナという伝統の一戦を担当するなど、重要な試合を任される審判へと成長しました。

国際審判員としては、2017年にFIFAに登録されました。ヨーロッパでの国際クラブマッチの初担当は、2017年7月13日に行われたUEFAヨーロッパリーグ 2017-18 予選のASトレンチーン（スロバキア）対ブネイ・イェフダ・テルアビブFC（イスラエル）戦でした。さらに、2019年5月22日には、自身初の国際Aマッチとして、アルゼンチン対ベネズエラの国際親善試合を担当しました。

2019年には、フランスで開催された2019 FIFA女子ワールドカップにおいて、ビデオ・アシスタント・レフェリー（VAR）の一員として選出され、女子サッカーの祭典を陰から支えました。

エコノミストとしての顔

サンチェス・マルティネスは、審判としての活動の傍ら、銀行でエコノミストとしても勤務しています。サッカー界と金融界という、一見すると全く異なる世界で才能を発揮していることは、彼の多才さを示すエピソードと言えるでしょう。

まとめ

ホセ・マリア・サンチェス・マルティネスは、スペインを代表する審判員として、国内外の数々の試合で正確かつ公平なジャッジメントを提供し続けています。UEFAのエリートカテゴリーに所属する実力に加え、銀行員としての顔も持つ異色の経歴は、多くのサッカーファンに興味を持たれています。今後の更なる活躍が期待される審判の一人です。

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