ホセ・リンド

ホセ・リンド・サルセドは、1964年プエルトリコ、トアバッハ出身の元プロ野球選手。ポジションは二塁手で、右投右打。愛称は「チコ（Chico）」

経歴

1982年にピッツバーグ・パイレーツと契約しプロ入り。

1987年にメジャーデビューを果たし、翌1988年には正二塁手に定着。打率.262、160安打と自己最多の記録を残しました。1990年からの地区3連覇時には、堅実な守備でチームに大きく貢献。

1992年には134試合でわずか6失策という驚異的な守備率を誇り、ゴールドグラブ賞を受賞しました。しかし、アトランタ・ブレーブスとのリーグチャンピオンシップ第7戦、9回裏に痛恨の失策を犯し、チームは逆転負け。その責任を負う形となってしまいました。

1993年にはカンザスシティ・ロイヤルズへ移籍。しかし、無断欠場を繰り返したことが原因で1995年に途中解雇という憂き目に遭います。その後、カリフォルニア・エンゼルスでプレーしたのを最後に現役を引退。

引退後は、2003年から3年間、独立リーグであるアトランティックリーグのブリッジポート・ブルーフィッシュで監督を務めました。

プレースタイル

サルセドは、堅実な守備が持ち味の二塁手でした。1992年にはゴールドグラブ賞を受賞するほどの高い守備力を誇りましたが、一方で、重要な試合での失策が目立つなど、精神的な脆さも指摘されていました。

人物

メジャーリーガーのオニクス・コンセプシオンは従兄弟にあたります。

詳細情報

表彰
ゴールドグラブ賞：1回（1992年）
背番号
13（1987年 - 1995年）

ホセ・リンド・サルセドは、堅実な守備でチームに貢献する一方で、重要な局面でのミスが目立つなど、良い意味でも悪い意味でも記憶に残る選手でした。彼の野球人生は、成功と挫折が入り混じった、波瀾万丈なものだったと言えるでしょう。

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