ホットスポット (NTT)

ホットスポット（HOTSPOT）とは

ホットスポット（HOTSPOT）は、かつてNTTコミュニケーションズが提供していた公衆無線LANサービスです。日本全国に4000ものアクセスポイントを擁し、空港、主要な駅、新幹線、私鉄、地下鉄などの交通機関や、プロント、モスバーガー、カフェ・ド・クリエ、タリーズコーヒーといった飲食店で利用できました。

サービスの特徴

NTTブロードバンドプラットフォームのネットワーク基盤を利用し、NTT東日本・NTT西日本の「フレッツ・スポット」やNTTドコモの「docomo Wi-Fi」とアクセスポイントを共有していました。また、ソフトバンクテレコムの「BBモバイルポイント」とのローミングも可能でした。さらに、NTTブロードバンドプラットフォームが提供する公衆無線LANポータルサイト「Wi-Fine」も利用できました。

通信規格はIEEE 802.11a/b/gに対応しており、IEEE 802.1Xによるセキュリティ強化も可能でした。国際ローミングも積極的に展開し、Wireless Broadband Alliance加盟会社、IPASS社、NESPOT社とのローミングが利用できました。

2009年6月4日からは、対応端末があれば契約なしで特定のネットサービスを無料で利用できる「HOTSPOT connect」を開始し、最初の対応サービスとして「Eye-Fi」が利用可能となりました。

サービス終了

2012年11月30日をもってNTTコミュニケーションズによる接続サービスは終了しました。その後、2012年12月から2013年7月までは、「OCNホットスポット」や「@nifty」などのプロバイダへのローミング用としてアクセスポイントが残されていましたが、2013年7月末をもってすべてのサービスを終了しました。

OCNホットスポット

OCNの利用者向けには、月額315円の定額制プランが提供されていました。さらに、2011年11月からは、「OCNホットスポット」のみを利用する新規加入者向けに、月額525円の「OCNレギュラープラン」が提供されていました。2012年6月1日からは、ソフトバンクテレコム（現在のソフトバンク）が運営する「BBモバイルポイント」も利用できるようになりました。

2013年7月31日をもって、旧ホットスポットエリア（SSID:0033）のサービスが終了し、翌日以降は「BBモバイルポイント」のローミングプロバイダとなりました。なお、成田エクスプレスなど一部の列車では、wi2ローミングも可能でした。

関連情報

Wi-Fine: NTTブロードバンドプラットフォームが提供する公衆無線LANポータルサイト。
NTTブロードバンドプラットフォーム: ホットスポットのバックボーンを提供していた企業。
docomo Wi-Fi: NTTドコモが提供する公衆無線LANサービス。
フレッツ・スポット: NTT東日本・NTT西日本が提供する公衆無線LANサービス。

外部リンク

ホットスポット（NTTCom）（2009年2月21日時点のアーカイブ）
OCNホットスポット - ウェイバックマシン（2010年3月4日アーカイブ分）

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