ホリ (製菓業)

株式会社ホリは、北海道砂川市に本社を構える製菓メーカーです。同社は「ホリホールディングス」の中核企業であり、グループ会社には同じく北海道を代表する菓子メーカー「北菓楼」があります。

概要

ホリは、『モンドセレクション』最高金賞を受賞した「夕張メロンピュアゼリー」や「とうきびチョコ」など、数々の人気商品を製造・販売しています。これらの商品は、北海道産の原料に強いこだわりを持ち、北海道各地の地域資源を積極的に活用している点が特徴です。また、環境への配慮も重視しており、製造工程で発生する廃油を燃料として再利用するなど、循環型社会の実現に向けた取り組みも行っています。

商品の購入は、通信販売のほか、北海道内の空港、観光地、ホテル、百貨店のギフトセンターなどで可能です。北海道外では、物産展などで一部商品が取り扱われています。

ゲーム業界との関わりも深く、『桃太郎電鉄』の作者であるさくまあきら氏は、「夕張メロンピュアゼリー」の美味しさに感銘を受け、「『桃太郎電鉄』の初期段階では、夕張メロンゼリーを世に広めるのが自分の役目だと思っていた」と語っています。

主な商品

夕張メロンピュアゼリー
しそハスカップシリーズ
じゃがいもコロコロ
とうきびチョコ
ドラキュラの葡萄

沿革

ホリの創業時の店舗は砂川中央小学校の近くに位置し、煎餅の製造・販売を行っていました。地元では「堀せんべい」として親しまれていました。当初は炭鉱夫向けに手作りのお菓子を販売する堀製菓でしたが、相次ぐ炭鉱の閉山により経営難に陥ります。その後、創業者である堀貞雄氏の息子、堀均氏と堀昭氏が家業を継承し、新たな展開を迎えました。

1947年（昭和22年）：砂川にて創業。
1955年（昭和30年）：合資会社「堀製菓」設立。
1982年（昭和57年）：株式会社「ホリ」設立。
1987年（昭和62年）：「夕張メロンピュアゼリー」製品化。
1990年（平成02年）：新社屋竣工。
1991年（平成03年）：第2工場竣工。株式会社「北菓楼」設立。
2004年（平成16年）：砂川ハイウェイオアシス館にチョコレート専門店「ショコラノヲルHori」（現在の北菓楼「砂川ハイウェイオアシス館店」）オープン。
2006年（平成18年）：多目的工場竣工。
2007年（平成19年）：札幌本部・札幌工場竣工。
2013年（平成25年）：札幌医科大学と「包括連携協定」締結。農業生産法人「グリ・グリ・ホリ」活動開始。第5工場竣工。

選定・受賞

ホリは、数々の賞を受賞しています。これらの受賞歴は、地域社会への貢献や、優れた経営手腕、人材育成への取り組みなどが評価された結果です。

『砂川市政功労賞』【産業振興部門】
『北海道エクセレントカンパニー表彰』大賞
「元気なモノ作り中小企業300社」
「平成24年度おもてなし経営企業選」
『第2回北海道産業人材育成企業知事表彰』
『第1回日経トップリーダー・人づくり大賞』最優秀賞
『平成28年度「北国の省エネ・新エネ大賞」』【有効利用部門】優秀賞
「はばたく中小企業・小規模事業者300社」

テレビ番組

日経スペシャル カンブリア宮殿 地元愛と親子の絆が生んだ感動の菓子メーカー（2017年10月5日、テレビ東京）

CM

「夕張メロンピュアゼリー」のテレビCMには料理研究家の服部幸應氏が出演しています。

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