ホリ・エージェンシー

株式会社ホリ・エージェンシーの概要

株式会社ホリ・エージェンシーは、東京都目黒区に本社を構える日本の芸能事務所です。この事務所は、1977年に設立され、ホリプロのモデルプロダクションとしてスタートしました。当時の社長・堀威夫氏の「モデルからスターを生み出す」というビジョンが発端となり、モデルを多く所属させていました。最初はCMやファッション雑誌を中心に活動していたものの、1983年には女性アイドルグループ「ベリーズ」の手掛けにより、タレント志向が強化されました。

その後、ホリエージェンシーは中村綾やあいざわかおりのようなモデル系タレントを輩出し、1994年には吉野公佳がフジテレビビジュアルクイーンに選ばれると、グラビア分野での成功が続き、事務所の成長を促しました。1990年代後半には、テレビ東京の『開運!なんでも鑑定団』に吉田真由子がレギュラー出演したこともあり、タレントたちのバラエティ番組への進出が目立ちました。

1999年から2001年まで、フジテレビビジュアルクイーンを3年連続で輩出し、その勢いは続きました。2002年には、宮地真緒がNHK連続テレビ小説『まんてん』のヒロインに抜擢され、この作品のヒットにより一層の注目を集めました。

2000年代後半進むにつれ、谷村美月や向井理、小澤亮太、波瑠といった新たな俳優や女優が台頭し、多彩なジャンルでの活躍が期待されるようになりました。しかしながら、宮地真緒や磯山さやかに匹敵する人気のグラビアアイドルが中々出てこず、後発の芸能事務所に対して苦戦してきました。また、今まで数多くのフジテレビビジュアルクイーンを輩出しているにもかかわらず、日テレジェニックやミスマガジンなどのグラビア関連の受賞歴は皆無です。これは興味深い事実といえるでしょう。

加えて、ホリ・エージェンシーはホリプロ系列の一部であり、タレントのプロフィールで「ホリプロ所属」という表記が見られることもありますが、これは少数派に過ぎません。

沿革

- 1977年: 会社設立。
- 1983年: 女性アイドルグループ「ベリーズ」結成。
- 1992年: 渋谷区広尾のオフィスビルに移転。
- 1994年: 吉野公佳がフジテレビビジュアルクイーンに選出、吉田真由子が『開運!なんでも鑑定団』のアシスタントに就任。
- 1999年: 社長が戸田昭から小野田丈士に交代。
- 2002年: 宮地真緒がNHK連続テレビ小説『まんてん』のヒロインに抜擢。
- 2005年: 事務所を目黒区下目黒へ移転。
- 2010年: 向井理が『ゲゲゲの女房』に出演。
- 2011年: 映画『パラダイス・キス』の製作に関わりつつ、小澤亮太がスーパー戦隊シリーズの主演を果たす。
- 2015年: 波瑠が『あさが来た』のヒロインに選ばれる。

ホリ・エージェンシーは、　最近では新しい人材を登用し、多様性あるタレント活動を推進することで、さらなる発展を目指しています。

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