ホルヘ・ボニファシオ

ホルヘ・ルイス・ボニファシオ：ドミニカ共和国出身のプロ野球選手

ホルヘ・ルイス・ボニファシオ（Jorge Luis Bonifacio, 1993年6月4日 - ）は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身のプロ野球選手（外野手）です。右投右打で、現在は北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・モナークスに所属しています。愛称は「エル・ボニ（El Boni）」で、実兄もプロ野球選手のエミリオ・ボニファシオです。

プロ入りからメジャーデビューまで

2009年12月9日にカンザスシティ・ロイヤルズと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。2010年にはルーキー級のドミニカン・サマーリーグでデビューし、打率.335、1本塁打、28打点、13盗塁という好成績を記録。その後、ルーキー級のアリゾナリーグでもプレーしました。

2011年にはアパラチアンリーグのルーキー級バーリントン・ロイヤルズで、2012年にはA級ケーンカウンティ・クーガーズでプレーし、着実にステップアップ。2013年にはA+級ウィルミントン・ブルーロックスを経てAA級ノースウエストアーカンソー・ナチュラルズに昇格し、打率3割を超える成績を残しました。オフにはアリゾナ・フォールリーグにも参加し、経験を積みました。

2014年はAA級ノースウエストアーカンソーでプレーし、2015年も同チームでプレー。30二塁打と17本塁打を放ち、パワー面での成長を見せましたが、三振の多さが課題となりました。

2016年にはAAA級オマハ・ストームチェイサーズへ昇格し、134試合で打率.277、19本塁打、86打点、OPS0.812という好成績を記録。課題だったミート力も改善され、7月にはオールスター・フューチャーズゲームの世界選抜に選出されました。

2017年、ついにメジャー昇格を果たし、4月21日のテキサス・レンジャーズ戦でメジャーデビュー。23日の同カードではダルビッシュ有からメジャー初本塁打を記録しました。この年は113試合に出場し、打率.255、17本塁打、40打点、1盗塁を記録しました。

出場停止とタイガースへの移籍

2018年3月10日、禁止薬物であるボルデノンが検出され、薬物検査違反で80試合の出場停止処分を受けました。6月28日に復帰しましたが、2019年11月20日にDFAとなり、25日に自由契約となりました。

2019年12月6日、デトロイト・タイガースとマイナー契約を結び、2020年のスプリングトレーニングに招待選手として参加。2020年8月19日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしましたが、10月27日にマイナー契約となり、その後FAとなりました。

その後

2021年にはフィラデルフィア・フィリーズとマイナー契約を結び、AA級とAAA級で好成績を残し、8月20日にメジャー契約を結びましたが、結果を残せずFAとなりました。2022年もフィリーズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格の機会はなく、FAとなりました。

2023年にはカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び、AA級で22本塁打を記録しましたが、オフにFAとなりました。

2024年にはメキシカンリーグのタバスコ・オルメクスと契約しましたが、結果を残せず、サルティーヨ・サラペメーカーズにトレード移籍。しかし、ここでも低迷し、自由契約となりました。

2025年2月25日、北米独立リーグであるアメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・モナークスと契約を結び、新たな挑戦をスタートさせています。


ホルヘ・ルイス・ボニファシオは、持ち前の打撃力と身体能力で、メジャーリーグでの活躍を目指し続ける選手です。

もう一度検索