ホンダオートボディー

ホンダオートボディー株式会社の概要

ホンダオートボディー株式会社は、本田技研工業の100%子会社として、軽自動車の製造を専門に行っています。企業の設立は2018年に遡り、八千代工業の一部事業を受け継ぐ形で生まれました。八千代工業は1985年から本田技研工業が製造する軽自動車の受託生産を開始し、アクティやバモス、S660など多くのモデルを手掛けていました。しかし、国内における軽自動車の生産台数が減少したことにより、八千代工業は本田技研工業との間で生産事業の譲渡に向けた協議を進めることとなります。

沿革

2017年10月、八千代工業は取締役会で本田技研工業との完成車製造事業の譲渡に関する決議を行い、その後、2017年12月に正式にその合意を発表しました。同年の12月18日には、八千代工業四日市製作所株式会社が設立され、主に軽自動車の製造を担当することとなりました。2018年4月2日には、八千代工業四日市製作所の株式全てが本田技研工業へ譲渡され、同時に商号もホンダオートボディー株式会社に変更されました。

生産と車種

現在、ホンダオートボディーは主にN-VANを製造していますが、部品については本田技研工業が鈴鹿製作所で生産しているものもあります。過去にはアクティ（トラック・バン）、アクティ特装車シリーズ、バモス（2代目）、バモスホビオ、S660などの多様な車種を製造してきました。また、八千代工業時代にはライフステップバンやストリート、ビート、トゥデイ（1996年以降）、ライフ（2代目以降）、Z（2代目）、ザッツ、ゼストなどもラインナップに加えられていました。

まとめ

今後、ホンダオートボディーはホンダグループの一員として、軽自動車の生産を通じて日本の自動車産業の発展に寄与するとともに、品質の高い車両を顧客に提供していくことが期待されています。自動車業界の変化が著しい中で、ホンダオートボディーはそのスピードに対応し、技術革新や生産性の向上を推進することが求められています。

もう一度検索