ボイシ州立大学

ボイシ州立大学：アイダホ州を代表する高等教育機関

概要

アメリカ合衆国アイダホ州ボイシにあるボイシ州立大学は、1932年に米国聖公会によって設立された州立大学です。当初はボイシ・ジュニア・カレッジとしてスタートし、その後、ボイシ州立カレッジを経て、1974年に現在の名称となりました。現在では190以上の専攻分野から201の学位を提供し、約19,000人の学生が学ぶ、アイダホ州最大の高等教育機関として知られています。USニューズ&ワールドレポート誌のランキングでは、全米トップ100に入る修士大学に位置付けられています。

歴史

1932年、米国聖公会によってボイシ・ジュニア・カレッジとして創立されました。1934年には聖公会から独立し、その後、キャンパスを移転、名称変更を経て、1969年にはボイシ州立カレッジ、1974年にはボイシ州立大学へと発展を遂げています。80年以上にわたる歴史の中で、着実に規模を拡大し、今日のアイダホ州を代表する大学へと成長しました。

組織

ボイシ州立大学は、以下の8学部から構成されています。

芸術科学部 (Arts and Sciences)
経営経済学部 (Business and Economics)
教育学部 (Education)
工学部 (Engineering)
大学院 (Graduate Studies)
保健科学部 (Health Sciences)
社会科学部 (Social Sciences)
公共政策学部 (Public Affairs)

各学部は専門性の高い教育・研究活動を行っており、多様な分野をカバーしています。

キャンパス

ボイシ川に面し、ジュリア・デイヴィス公園に隣接する立地は、ボイシ空港からのアクセスも良く、ダウンタウンへも徒歩圏内と、非常に便利です。70万㎡を超える広大なキャンパスには、赤レンガ造りの美しい建物が立ち並び、緑豊かな環境が整備されています。55万冊の蔵書を誇るアルバートソン図書館は、通常は深夜0時まで、試験期間中は24時間開館しています。その他、スタジアム、学生会館、コンサートホール、アリーナ、学生寮などの施設が充実しています。特に、青い芝のフィールドを持つブロンコ・スタジアムは、全米でも唯一無二の存在感を誇ります。

スポーツ

ボイシ州立大学のスポーツチームは「ブロンコス」と呼ばれ、NCAAのFBSに属するMountain West Conferenceに加盟しています。特に、カレッジフットボールでは近年躍進が目覚ましく、シーズン中はボイシ市全体が熱気に包まれます。2007年、2010年、2014年には、フィエスタボウルでオクラホマ大学、テキサスクリスチャン大学、アリゾナ大学といった強豪校を破る快挙を成し遂げています。3万6千人を超える収容人数を誇るブロンコ・スタジアムは、青いターフが象徴的な存在感を放ち、学生や地域住民の大きな誇りとなっています。

主な出身者

ボイシ州立大学は、多様な分野で活躍する人材を輩出しています。著名な卒業生には、元イリノイ州副知事、総合格闘家、マイクロントテクノロジーCEO、ハリウッド映画監督、プロレスラー、宇宙飛行士、作家、ラジオDJ、バスケットボール選手、政治家など、各界で活躍する人々が含まれます。これらの卒業生たちは、ボイシ州立大学の教育の質の高さを示す証と言えるでしょう。

まとめ

ボイシ州立大学は、歴史と伝統を誇るアイダホ州を代表する大学です。充実した教育環境、アクセス抜群の立地、活気あふれるキャンパスライフなど、多くの魅力を兼ね備えています。今後もアイダホ州の社会発展に大きく貢献していくことが期待されます。

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