ボション・レナード

ボション・レナードは、1973年5月14日、アメリカ合衆国ミシガン州デトロイトで生まれました。193cm、97.5kgの体格を生かし、シューティングガードとしてNBAで活躍しました。

ミネソタ大学ではスター選手として活躍し、1994年のNBAドラフトでミルウォーキー・バックスから全体46位で指名を受けました。しかし、バックスには入団せず、大学に戻って卒業までプレイを続けました。

バックスがレナードの交渉権を放棄したため、コンチネンタル・バスケットボール・アソシエーション（CBA）からプロのキャリアをスタートさせました。その後、1995年12月にマイアミ・ヒートと契約し、NBA入りを果たしました。

NBA1年目は平均5.9得点と不本意な成績に終わりましたが、2年目に入ると持ち前の高いシュート力を発揮し、3ポイント成功率は4割を超え、平均12.3得点を記録しました。3年目には81試合に先発出場し、平均12.6得点を挙げるなど、チームの中心選手として活躍しました。

しかし、4年目のプレシーズン中に故障し、ダン・マーリーに先発の座を奪われてしまいます。2000年には、クリス・ギャトリングとの交換でデンバー・ナゲッツへ移籍し、2002年まで在籍しました。

2002年にフリーエージェントとなったレナードは、トロント・ラプターズと契約。主にベンチからの出場ながら、自己最高の平均14.3得点を記録しました。2003-04シーズンにはナゲッツに復帰し、70試合に先発出場、平均14.2得点を稼ぎ、チームのプレイオフ進出に大きく貢献しました。また、オールスターのスリーポイントコンテストに出場し、プレドラグ・ストヤコヴィッチを破って優勝を果たしました。

2004-05シーズンの開幕戦で左アキレス腱を断裂し、欠場が増え、出場機会も減少。2005-06シーズンのトレードデッドライン直前に、ポートランド・トレイルブレイザーズへ放出されました。2006-07シーズンは、どのNBAチームとも契約することなく、現役を引退しました。

ボション・レナードは、NBAで10年以上のキャリアを積み重ね、高いシュート力と献身的なプレイで多くのファンを魅了しました。特にスリーポイントシュートを得意とし、重要な場面で数々のクラッチショットを決めました。また、オールスターのスリーポイントコンテストで優勝するなど、記憶に残る功績を残しました。

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