ボディ・プレス

ボディ・プレスについて

ボディ・プレス（Body Press）はプロレスにおける多様な技の一つで、主に自らの体重を利用して相手を押しつぶす動作が特徴です。この技は、倒れている相手に向かって自分の体をぶつける形で行われ、特に腹部から体重をかけるスタイルが一般的です。ボディ・プレスは、重量級レスラーがその巨体を使って行うことが多いですが、軽量級の選手も軽快な動きと跳躍力を活かしてこの技を使用します。英語圏ではこの技を指してスプラッシュ（Splash）と呼ぶことが多く、場合によってはボディ・スプラッシュ（Body Splash）やビッグ・スプラッシュ（Big Splash）とも称されています。

ジャンピング・ボディ・プレス

ジャンピング・ボディ・プレス（Jumping Body Press）は、立った状態から跳躍し、仰向けになった相手に体を落とす技です。スレッディング・ジャンピング・ボディ・プレスとも呼ばれ、軽量級レスラーにも効果的に使用されます。重量級レスラーもこの技を体重の重さを利用して行う場合が多いです。アンドレ・ザ・ジャイアントやゴリラ・モンスーンなど、名だたるレスラーがこの技を多く使用しました。

ランニング・ボディ・プレス

ランニング・ボディ・プレス（Running Body Press）は、助走をつけて相手に向かい、自分の体を投げ出す技です。この技も重量級レスラーが多く見せることが多く、さまざまな名称で知られています。特に初代ジャイアント・キマラが使用したウガンダン・スプラッシュは有名です。

ダイビング・ボディ・プレス

ダイビング・ボディ・プレス（Diving Body Press）は、コーナーポストから飛び降りる形で行われる技です。仰向けになっている相手に向かってダイブすることで、自らの体重を集中させて打撃を与えます。この技は特に重量級レスラーに好まれますが、軽量級レスラーのフィニッシュ・ムーブとしても観られます。ダイビング・ボディ・プレスは、スヌーカによるスーパーフライ・スプラッシュなど、そのスタイルにも多様性が見られます。

派生技たち

ボディ・プレスには多くの派生技が存在し、それぞれがレスラーによって命名されています。フロッグ・スプラッシュ（屈伸式ダイビング・ボディ・プレス）や、460°スプラッシュといった技は、その名が示すように独自の形態や演出によって多くのファンに親しまれています。さらに、シューティング・スター・プレスやラウンディング・ボディ・プレスといった技も多様なスタイルを提供し、選手たちの個性を引き立てています。

まとめ

このようにボディ・プレスはプロレスの中で非常に重要な技術であり、レスラーの体格やスタイルに応じて多様に展開されています。体重や跳躍力を駆使し、観客を魅了する迫力ある動作が特徴的であり、プロレスの醍醐味を堪能する要素の一つでもあります。

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