ボビー・シモンズ

ボビー・シモンズ（Bobby Simmons, 1980年2月2日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身の元バスケットボール選手。デポール大学を経て、2001年のNBAドラフトでシアトル・スーパーソニックスから2巡目42位で指名され、NBA入りを果たしました。ポジションはスモールフォワード。,

NBAでの道のり

NBA入り直後、シモンズはワシントン・ウィザーズにトレードされ、2001-02シーズンに30試合に出場。しかし、左膝の負傷によりシーズン終盤を欠場しました。その後、デトロイト・ピストンズへのトレード、解雇、ウィザーズとの再契約と、短期間に所属チームが変わる時期を過ごします。下部リーグでのプレーを経て、ウィザーズで再び出場機会を得て、2002-03シーズンは36試合に出場しました。

クリッパーズでの飛躍

2003年、ロサンゼルス・クリッパーズと契約したシモンズは、2004-05シーズンにスターターの座を獲得し、平均16.4得点、5.9リバウンドという好成績を記録。この活躍が認められ、MIP（最も成長した選手）を受賞しました。

バックス、ネッツ、そしてスパーズへ

2005年のオフには、ミルウォーキー・バックスと契約。バックスでもスターターとしてプレイし、チームのプレイオフ出場に貢献しました。しかし、2006-07シーズンは開幕前のトレーニングキャンプで負傷し、右足首の手術を受けたため、シーズンを棒に振ることになりました。

2008年、ニュージャージー・ネッツにトレードされたシモンズは、2008-09シーズンに3ポイントシュート成功率でリーグ5位を記録しました。その後、サンアントニオ・スパーズと契約しますが、2010年11月に解雇されています。

下部リーグ、そしてクリッパーズでの引退

2011年3月、シモンズはNBAデベロップメント・リーグのリノ・ビッグホーンズと契約。2012年2月には、ロサンゼルス・クリッパーズと10日間契約を結び、その後も複数回の10日間契約を経て、NBAでのキャリアを終えました。

下位指名からNBA入りし、苦労を重ねながらもMIPを受賞するまでに成長したシモンズ。度重なるチームの移籍や怪我に見舞われながらも、常に前向きにバスケットボールに取り組み、そのひたむきな姿勢は多くのファンに感動を与えました。

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