ボビー・フィッシュ

ボビー・フィッシュ (Bobby Fish)

ボビー・フィッシュは1976年10月27日生まれ、ニューヨーク州オールバニ出身のアメリカのプロレスラーです。彼は現在、メジャー団体のMLWに所属しており、過去にはROH（ROHの略称はRing of Honor）、新日本プロレス、WWE（World Wrestling Entertainment）などでも活動してきました。彼のリングネームとしては、初期に「ジャーク・ジャクソン」や「メイデン・フィッシャー」といった名前でも知られています。

初期のキャリア

フィッシュは学生時代、アメリカンフットボール選手としてのキャリアを築いた後、大学を卒業しプロレスの道へ進みました。彼はECW（Extreme Championship Wrestling）に入団し、トニー・デヴィートの指導を受けました。2002年にプロレスデビューを果たし、その後はインディー団体で経験を積みながら成長していきました。

ROHとNOAH、新日本プロレスでの活躍

2005年9月、フィッシュはWLW・ノア合同レスリングキャンプで小橋建太との出会いをきっかけに、日本のノアに参戦することとなります。2006年5月には初めて日本を訪れ、以降2012年にかけて定期的にノアのリングに上がりました。2010年のGHCジュニアヘビー級タッグ王座決定トーナメントにおいてエディ・エドワーズとタッグを組みましたが、1回戦で敗退しました。2011年には無差別級リーグに参加し、予想外の健闘を見せ、注目されました。また、2012年にはエディ・エドワーズとのタッグで日テレG+杯へも参加し、敢闘賞を獲得するなど活躍しました。

2013年にはカイル・オライリーと共に「reDRagon」というタッグチームを結成し、ROHの世界タッグ王座を獲得。さらに2014年には新日本プロレスに参戦し、IWGPジュニアタッグ王座も手に入れました。

WWEでのキャリア

フィッシュはその後、WWEのNXTブランドに進出し、11月18日のTakeover: War Gamesでアダム・コールやカイル・オライリーと共に戦い、記憶に残る試合を繰り広げました。さらに、NXTタッグ王座もカイル・オライリーと共に獲得しました。

技術とスタイル

ボビー・フィッシュは多彩な格闘技のバックグラウンドを活かしたスタイルが特徴です。彼は軍用格闘術やブラジリアン柔術、キックボクシング、総合格闘技など様々な技術を取り入れています。フィッシュの試合では瞬発力を活かした空中殺法や鋭いキック攻撃が多く見られ、特に彼の独特な間合いから繰り出されるキックは高い評価を受けています。

フィニッシュ・ホールド

フィッシュのフィニッシュ・ホールドには以下の技が含まれます。

• - フライング・フィッシュ・フック: 日本でのメインフィニッシュ。ユニークなフォームの跳び膝蹴り。
• - フィッシュ・フックデラックスエディション: 特にアメリカでも用いられるメインフィニッシュ。
• - フィッシュ・アロー: フィニッシャーとしてもよく使われます。
• - ダイビング・ヘッドバットやムーンサルトプレスなど、自身の瞬発力を活かした技も含まれます。

タイトル歴

ボビー・フィッシュはそのキャリアの中で数多くのタイトルを獲得してきました。以下は代表的なものです。

• - WWE NXTタッグ王座：2回
• - IWGPジュニアタッグ王座：2回
• - ROH世界タッグ王座：3回

これらの実績から、彼はプロレス界で確固たる地位を築いてきました。

また、入場曲には「Dance Away」や「Undisputed」などが使用されています。フィッシュはその圧倒的なパフォーマンスと多様な技術で、プロレスの舞台で今後もさらなる活躍を期待されているレスラーです。

もう一度検索