ボビー・ミーチャム

ロバート・アンドリュー・ミーチャム（Robert Andrew Meacham, 1960年8月25日 - ）は、カリフォルニア州ロサンゼルス出身の元プロ野球選手であり、右投両打の遊撃手として活躍しました。

経歴

プロ入り前は、1978年のMLBドラフトでシカゴ・ホワイトソックスから指名を受けましたが、契約せずにサンディエゴ州立大学へ進学。1980年には日米大学野球選手権のアメリカ代表に選出され、第7戦で野口裕美から本塁打を放つなど、その才能を発揮しました。

1981年のMLBドラフトでセントルイス・カージナルスから1巡目（全体8位）で指名され、プロの道を歩み始めます。

しかし、1982年のシーズンオフには、2対3のトレードでニューヨーク・ヤンキースへ移籍。1983年6月30日にメジャーデビューを果たし、1985年には遊撃手のレギュラーとして156試合に出場するなど、チームに大きく貢献しました。

1988年オフにはボブ・ブラウワーとのトレードでテキサス・レンジャースへ移籍しますが、1989年のスプリングトレーニング中に自由契約となります。その後、ピッツバーグ・パイレーツへ移籍し、傘下のAAA級バッファロー・バイソンズでプレーしました。

1990年は、カンザスシティ・ロイヤルズ傘下のAAA級オマハ・ロイヤルズでプレーし、この年限りで現役を引退しました。

引退後は指導者としての道を歩み始め、1993年にはコロラド・ロッキーズ傘下のマイナーでコーチを務めました。1994年からはパイレーツ傘下マイナーのコーチを2001年まで務め、2002年からはアナハイム・エンゼルス傘下のA+級ランチョクカモンガ・クエークスで監督を務めました（2004年まで）。

2005年にはロッキーズ傘下マイナーの内野コーチとして現場復帰。2006年からはフロリダ・マーリンズの三塁ベースコーチに就任し、メジャーリーグでのコーチとしてのキャリアをスタートさせました。2007年にはサンディエゴ・パドレスで一塁ベースコーチを務めました。

2008年には、かつてマーリンズで監督だったジョー・ジラルディが監督を務めるニューヨーク・ヤンキースで三塁ベースコーチに就任しましたが、同年オフに辞任。

2009年はフィラデルフィア・フィリーズ傘下のA-級ウィリアムズポート・クロスカッターズで打撃コーチを務め、2010年からはヒューストン・アストロズの一塁コーチに就任しました。しかし、2012年8月には監督のブラッド・ミルズ、打撃コーチのマイク・バーネットと共に解任されました。

2013年からはトロント・ブルージェイズ傘下のA+級ダニーデン・ブルージェイズの監督に就任。2014年からはAA級ニューハンプシャー・フィッシャーキャッツの監督を2016年まで務めました。2017年からはブルージェイズ傘下のAAA級バッファローの監督を2019年まで務めました。

2020年からはフィリーズのコーチに就任しますが、2022年6月に監督のジョー・ジラルディが解雇されたことに伴い、自身も解雇されました。

2023年からは、コロラド・ロッキーズAAA級アルバカーキ・アイソトープスのベンチコーチに就任し、2024年からはロッキーズ傘下AA級ハートフォード・ヤードゴーツの監督を務めています。

ミーチャムは、選手としてだけでなく、指導者としても多岐にわたる経験を持ち、多くのチームで貢献してきました。

詳細情報

背番号
20（1983年 - 1988年）
8（2006年）
17（2007年）
50（2008年）
10（2010年 - 2012年）
92（2020年 - 2022年）
代表歴
* 第9回日米大学野球選手権大会 アメリカ合衆国代表（1980年）

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