ボルチン・オレッグ

ボルチン・オレッグについて

ボルチン・オレッグ（Boltin Oleg）は、1993年2月10日にカザフスタンのリッダーで生まれたプロレスラーです。本名はオレッグ・ボルチン（Oleg Boltin）で、現在は新日本プロレスに所属しています。オレッグのレスラーとしてのキャリアは、レスリング選手時代に始まりました。

レスリング選手としての経歴

彼がレスリングを始めたのは11歳の時で、その時点で185センチメートルの身長に達していましたが、身体が虚弱だったため、両親の勧めで競技を始めました。2013年には山梨学院大学に留学し、そこで全日本大学選手権のフリースタイル125キロ級で4連覇を達成します。この成功により、オレッグはグレコローマンも含む二つのスタイルでの実績を積み重ねていきました。

大学卒業後、彼は2020年東京オリンピックを目指し、「ブシロードクラブ」に加入しました。この団体は、永田裕志が監督を務めており、オレッグはチームメイトとなることで新たな挑戦が始まります。彼は2019年にカザフスタン代表として世界選手権に出場し、2021年にはレスリングアジア選手権で優勝を果たします。しかし、希望していた東京オリンピックの代表には選ばれず、2022年にはレスリング選手としてのキャリアを終えることになりました。

プロレスラーとしての歩み

アマレスを引退後、オレッグは新日本プロレスへの入門を明言しており、2022年10月には正式に入団を発表しました。そして、2023年1月4日の東京ドーム大会で「ボルチン・オレッグ」としてエキシビションマッチを行い、同年4月2日に正式にプロレスデビューを果たします。

彼の初期の活躍は目を見張るもので、2023年8月12日の両国国技館大会では、勝ち抜き戦で3連勝を収め、NJPW WORLD認定TV王座への挑戦権を獲得しました。10月24日には初のタイトルマッチに挑むも、タップアウト負けを喫し、さらなる経験を積むことになります。

しかし、オレッグのプロレスラーとしてのキャリアは順調に進展しており、2024年4月14日に台湾で開催されたNEVER無差別級6人タッグ王座新王者決定トーナメントでは、棚橋弘至と矢野通と組み、見事にタッグ王座を獲得しました。

その年の「G1 CLIMAX 34」でも好成績を残し、出場者決定トーナメントで順調に勝利を重ねてBブロックの出場権を獲得します。新しいコスチュームと入場曲を使用し、KONOSUKE TAKESHITAなど強豪相手に勝利したものの、最終的には4勝5敗でブロックからの敗退を喫しました。

得意技とスタイル

ボルチン・オレッグの得意技には「カミカゼ」があります。相手をファイヤーマンズキャリーで持ち上げ、そのまま回転させながら投げ落とす技で、彼のプロレススタイルの中でも特に印象的なフィニッシャーです。また、入場曲として「BARS」を使用しており、観客を引き込む演出にも一役買っています。

まとめ

オレッグは、レスリングの実績を生かし新日本プロレスでのキャリアを築いています。今後の成長とさらなる活躍が期待される選手です。

もう一度検索