ボンバーマンGB

ボンバーマンGB

『ボンバーマンGB』は、1994年8月10日に日本のハドソンから発売された、ゲームボーイ向けの固定画面アクションゲームです。この作品は「ボンバーマンシリーズ」の第10作目であり、ゲームボーイ用ソフトとしては第2作目となります。

ゲームの概要

本作の1人用モードでは、プレイヤーがブラックボンバーマン一味に奪われた5つの技を取り戻すことを目的としています。ゲームは全8ステージで構成されており、各ステージは4つのエリアに分かれています。ブラックボンバーマン一味と戦いながら、プレイヤーは各エリアをクリアしていきます。なお、マルチプレイヤーモードでは最大4人までの対戦が可能です。

ゲームのプレイスタイル

ノーマルゲーム

プレイヤーはストーリーの中で、奪われた技を取り戻すために敵と戦います。エリア1〜3では、3ラウンドの勝負を行い、各ラウンドで2回ブラックボンバーマン一味に勝利することで次のエリアに進むことができます。特に、エリア1では敵が一人で登場し、エリア2では二人、エリア3では三人と、難易度が徐々に上昇します。エリア4ではボス戦が待ち受けており、ここで敗北した場合はゲームオーバーとなります。

グレイトバトル

特定のパスワードを入力することでアクセスできる隠しモードです。このモードでは、何人のブラックボンバーマン一味を倒すまで戦い続ける勝ち抜き戦形式になっています。ミスをすると即座にゲームオーバーとなり、今まで倒した敵の数が表示されます。このモードは、最初からフル装備の状態でスタートするため、戦略を練ることが求められます。

バトルゲーム

このモードは、3本先取制で勝負が行われます。制限時間内に決着がつかなかった場合は引き分けとなります。また、バトルステージや特殊アイテムの設定が自由に変更できます。この対戦にはスーパーゲームボーイを使用することが求められます。

ストーリー背景

ボンバーマンは平和を守るため、スーパーバイク「モトボンバー」に乗ってパトロールを行っていました。しかし、ある日、悪の組織であるブラックボンバーマン一味に「ボムキック」や「モトボンバー」といった技を奪われてしまいます。このままではいけないと、ボンバーマンは奪われた技を取り戻すため、再び立ち上がるのです。

登場キャラクター

海外では『Wario Blast: Featuring Bomberman』というタイトルでゲームが販売され、そこでは白ボンバーマンに加えてマリオシリーズのワリオも使用可能です。さらに、ブラックボンバーマン一味やボスキャラクターもたくさん登場します。

ボスキャラクターの紹介

本作には多様なボスキャラクターが存在します。例えば、「ティーカップン」はブタの姿をしたボスキャラクターで、目玉のような敵を生み出す能力を持っています。「コマベー」は独楽の姿をしたボスで、攻撃中にのみダメージを与えられます。「フーワン」は空中を移動する子グマのボスで、地上に降りてきた際に攻撃できる仕様です。

最終ボスとして登場する「デスボンバー」は、ブラックボンバーマン一味が密かに用意した強敵で、豊富な攻撃バリエーションを持ち、多段階にわたる攻撃でプレイヤーを試練にかけます。

スタッフと評価

このゲームは、大久保則雄がゲームデザインとディレクションを担当し、音楽は福田裕彦が手がけました。評価においては、ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは23点、また『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票では22.7点というスコアを獲得しています。

まとめ

『ボンバーマンGB』は、シンプルながら奥深いゲームシステムと多彩なキャラクターにより、多くのプレイヤーに愛されてきました。1人用、対戦用の多彩なモードが用意されており、さまざまな楽しみ方が提供されています。

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