ボンベイ・バイシクル・クラブとは？意味をやさしく解説

ボンベイ・バイシクル・クラブ (Bombay Bicycle Club)

ボンベイ・バイシクル・クラブは、イギリス・ロンドン出身の4人組インディー・ロックバンドです。彼らの音楽は、インディー・ロックを基盤としながらも、フォーク、エレクトロニカ、ワールドミュージックなど、様々なジャンルの要素を巧みに取り入れた、他に類を見ないサウンドが特徴です。

メンバー

ジャック・ステッドマン (Jack Steadman) - リード・ボーカル、ギター、ピアノを担当。バンドの音楽的な中心人物。
ジェイミー・マッコール (Jamie MacColl) - ギターを担当。
エド・ナッシュ (Ed Nash) - ベースを担当。
スレン・デ・サラーム (Suren de Saram) - ドラムを担当。

来歴

結成から初期 (2005–2009)

2005年、ステッドマン、マッコール、サラームの3人が15歳の時に出会い、バンドを結成。バンド名は何度か変更された後、最終的にインド料理のチェーン店名である「ボンベイ・バイシクル・クラブ」に落ち着きました。2006年の夏、ナッシュがバンドに加入し、現在のラインナップが完成しました。

2007年2月にはデビューEP『The Boy I Used to Be』を、同年10月にはセカンドEP『How We Are』をリリース。特に『How We Are』はUKインディー・チャートで2位を獲得するなど、早くから注目を集めました。

2008年には、高校卒業を機に音楽活動に専念。同年8月にはファーストシングル「Evening/Morning」をリリースし、レディング・フェスティバルなどの主要フェスティバルにも出演するなど、精力的な活動を展開しました。2008年末にはアイランド・レコードと契約し、2009年4月にはシングル「Always Like This」をリリース。同年7月にはデビューアルバム『I Had the Blues But I Shook Them Loose』をリリースし、UKアルバム・チャートで46位を獲得しました。

さらなる飛躍 (2010–2015)

2010年にはNMEの最優秀新人賞を受賞。同年5月にはアルバム『Flaws』からのリードシングル「Ivy & Gold」をリリースし、UKシングルチャートで56位を獲得。同年7月にはアルバム『Flaws』をリリースし、UKアルバム・チャートで8位を獲得しました。

2011年8月には3枚目のアルバム『A Different Kind of Fix』をリリース。ルーシー・ローズがバッキング・ボーカルで参加しています。

2014年2月には4枚目のアルバム『So Long, See You Tomorrow』をリリース。このアルバムは、バンドにとって初の全英チャート1位を獲得する快挙を達成しました。アルバムに収録された「Luna」は、ゲームのサウンドトラックにも起用され、幅広い層にアピールしました。また、同アルバムはマーキュリー賞にもノミネートされています。

活動休止とソロ活動 (2016–2018)

2016年1月、バンドは「10年続けた今、新しいことに挑戦する時が来た」として、活動休止を発表しました。活動休止期間中、メンバーはソロプロジェクトに注力。ナッシュは2017年1月に、ステッドマンは同年7月に、それぞれソロアルバムをリリースしました。

活動再開と現在 (2019–現在)

2019年1月、3年間の活動休止を経て、バンドは活動再開を発表。同年8月にはアルバム『Everything Else Has Gone Wrong』からのファーストシングル「Eat, Sleep, Wake (Nothing But You)」をリリースし、ファンを歓喜させました。2020年1月には、5枚目となるアルバム『Everything Else Has Gone Wrong』をリリースし、現在も精力的に活動を続けています。

ディスコグラフィー

アルバム

I Had the Blues But I Shook Them Loose (2009年)
Flaws (2010年)
A Different Kind of Fix (2011年)
So Long, See You Tomorrow (2014年)
Everything Else Has Gone Wrong (2020年)

EP

The Boy I Used to Be (2007年)
How We Are (2007年)
iTunes Festival: London 2010 (2010年)

外部リンク

公式ウェブサイト（日本語）
公式ウェブサイト（英語）

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