ボールズ・ボールズ

ボールズ・ボールズ

『ボールズ・ボールズ』（原題：Caddyshack）は、1980年に公開されたアメリカのコメディ映画で、監督はハロルド・ライミスのデビュー作となります。また、プロデューサーのダグラス・ケニーが本作の完成直後に不幸にも事故で亡くなり、これが彼の遺作となりました。この映画には、ケニー・ロギンスによる主題歌「アイム・オールライト」が使用されており、楽曲も大きな話題となりました。

あらすじ

映画は、フロリダに位置する名門ゴルフコース「ブッシュウッド・カントリー・クラブ」を舞台に展開します。クラブのオーナーであるスメイルズは、突然管理状態の視察に訪れますが、驚くべき事実に直面します。なんとグリーンはホリネズミの仕業で穴だらけになっていたのです。そこで、スメイルズはグリーン・キーパーのカールを呼び、ホリネズミを退治するよう命じます。

一方で、スメイルズは著名なプロゴルファー、タイ・ウェッブに試合を挑みますが、彼の相手は不動産成金のアル・チャービク。彼は伝統や技術には無頓着で、むしろクラブを無茶苦茶にしてしまう傾向があるため、2人の間には激しい対立が生まれます。その結果、男のプライドをかけたゴルフ・トーナメントが開催されることになり、賭け金は日に日に増していき、フロリダ中の注目が一同に集まることとなります。

キャスト

この映画では、多彩なキャストが出演しており、それぞれのキャラクターがユニークな個性を持っています。

• - タイ・ウェッブ：チェビー・チェイス（吹替：有川博）
• - アル・チャービク：ロドニー・デンジャーフィールド（吹替：富田耕生）
• - ダニー：マイケル・オキーフ（吹替：井上和彦）
• - スメイルズ：テッド・ナイト（吹替：納谷悟朗）
• - カール・スパックラー：ビル・マーレイ（吹替：富山敬）
• - マギー：サラ・ホルコム（吹替：潘恵子）
• - トニー：スコット・コロンビー
• - レイシー：シンディ・モーガン
• - ビーパー：ダン・レズン
• - ピッカリング：ヘンリー・ウィルコクソン
• - ルー：ブライアン・ドイル＝マーレイ
• - ヌーナン：アルバート・サルミ

また、他にも数多くの声優や俳優が参加しており、彼らの演技が作品にさらなる深みを与えています。吹替版も非常に充実しており、視聴者に楽しさを提供しています。特に、日本のテレビ放送では1985年8月4日にテレビ朝日の「日曜洋画劇場」で放映され、多くの視聴者の記憶に残る名作となりました。

まとめ

『ボールズ・ボールズ』は、ゴルフというテーマを背景にユーモアと対立を描いた作品です。キャラクター同士の心理戦や、賭けが絡む緊張感が観る者を引き込みます。コメディ映画としての斬新さと、またその後の影響力を持つ作品として、今もなお多くのファンに愛されています。

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