ボーンズ・マッキニー

ホーレス・"ボーンズ"・マッキニー：多才なバスケットボール界のレジェンド

ホーレス・アルバート・"ボーンズ"・マッキニー（Horace Albert "Bones" McKinney, 1923年9月19日 - 1989年10月18日）は、アメリカ合衆国の元プロバスケットボール選手、指導者として知られています。身長198cm、体重84kgで、スモールフォワードとして活躍しました。

選手としてのキャリア

ノースカロライナ州ローランド出身のマッキニーは、ノースカロライナ州立大学在学中に第二次世界大戦に従軍。終戦後、ノースカロライナ大学に転籍しました。1946年には、BAA（Basketball Association of America）のワシントン・キャピトルズに入団し、プロの道を歩み始めます。

1年目から平均12.0得点を記録し、チームの勝率1位に大きく貢献。チームメイトのボブ・フィーリックと共にオールBAA1stチームに選出されるという輝かしい成績を残しました。1948-49シーズンには、自己最高の平均12.7得点をマークし、オールBAA2ndチームに選ばれ、BAAファイナルにも進出しましたが、ミネアポリス・レイカーズに惜しくも敗れました。

1950-51シーズンには、監督兼任となりましたが、チームは35試合で10勝25敗と苦戦。財政難に陥ったキャピトルズは解散という憂き目に遭います。その後、ボストン・セルティックスに移籍し、1952年に現役を引退。BAA及びNBAでの通算成績は、318試合出場で2,994得点（平均9.4得点）でした。

指導者としてのキャリア

マッキニーは、1957年から1965年までウェイクフォレスト大学のヘッドコーチを務めました。1962年には、学校史上唯一のNCAAトーナメントファイナル4進出を果たし、カンファレンス最優秀コーチに2度選ばれるなど、指導者としても手腕を発揮しました。

1969年には、ABA（American Basketball Association）のカロライナ・クーガースのヘッドコーチに就任。1年目は42勝をあげてプレーオフに進出しましたが、インディアナ・ペイサーズに4連敗を喫しました。翌1970-71シーズンは、開幕から17勝25敗となったところで解雇されています。NBAとABAを合算したコーチ戦績は、69勝92敗（勝率.429）でした。

その後

バスケットボール界を離れた後は、カレッジバスケットボールの解説者として長く活躍。また、南部バプテスト連盟に所属する牧師としても活動するなど、多岐にわたる分野で才能を発揮しました。1997年、78歳でその生涯を閉じました。

個人成績

レギュラーシーズン
プレーオフ

コーチ戦績

NBA/ABA

外部リンク

Basketball-Reference.com

ホーレス・"ボーンズ"・マッキニーは、選手、指導者、解説者、牧師として、様々な顔を持つ人物でした。彼のバスケットボール界への貢献は大きく、多くの人々に記憶されることでしょう。

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