『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』の概要
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』は、バンダイナムコゲームスが開発したアーケードゲームで、
2015年7月16日に稼働を開始しました。本作は、
ポケットモンスターシリーズと鉄拳シリーズのコラボレーション作品であり、特に対戦アクションゲームとしての要素が強調されています。ゲームのキャッチコピーは「大人のポケモンの闘い(バトル)が、始まる。」であり、20代以上のプレイヤーにもアプローチした本格派のゲームに仕上がっています。
制作陣は、ポケモンが実在すればどのように見えるかを考え、リアルさを追求したグラフィックを実現しました。残念ながら、
2019年3月25日にはアーケード版のオンラインサービスが終了しましたが、ゲームはその後も人気を集めています。
様々なプラットフォームへの展開
2016年3月18日には
Wii U版が発売され、初回特典としてダーク
ミュウツーが使用できるamiiboカードが付属しました。この
Wii U版においては、特別なコントローラも販売され、ゲームプレイをより楽しむことができました。さらに、
2017年9月22日には
Nintendo Switch版『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT DX』が登場し、
Wii U版同様に専用コントローラが流用可能となっています。
フェルム地方の世界観
本作の舞台となるフェルム地方は、「共鳴石」という特別な石によって人間とポケモンが結びついている特異な世界です。ここでは、1対1のポケモンバトル「フェルムバトル」が行われ、かつては神聖な儀式でしたが、現在ではスポーツとして楽しむことが主流となっています。トレーナーたちは、共鳴石が組み込まれたバトルグラスを用いて競います。
バトルシステムの詳細
本作のバトルは、3戦中に先に2勝したプレイヤーが勝利するシステムです。体力がゼロになるか、タイムアップ時には体力の割合で勝敗が決まります。特筆すべきは、通常の対戦ゲームとは異なり、家庭用ゲーム機のコントローラを模した独自のコントローラを使用していることです。これは、フェイズと呼ばれる2つのバトルスタイル-フィールドフェイズとデュエルフェイズ-を切り替えながら進行することができ、多彩な戦略が求められます。
フェイズの特徴
- - フィールドフェイズ: プレイヤーは3D空間を自由に動きながら遠距離攻撃を行うことが可能。
- - デュエルフェイズ: 近距離攻撃の激しい攻防が行われ、2Dバトルとして展開されます。
共鳴バーストによる強化や、サポートポケモンの召喚など、戦略に幅を持たせる要素が豊富です。バトル中、サポートポケモンはプレイヤーの助けとなり、さまざまなアクションをサポートします。
ゲームの人気とプレイヤーへのフィードバック
ロケテストでは、ポケモンファンだけでなく、普段ゲームセンターに通わない層が訪れることが期待されていました。このため、制作陣は家庭用ゲーム機に似たコントローラを採用し、プレイヤーが遊びやすくなるよう工夫しました。実際にロケテストでは、女性やカップルが多く参加し、成功を収めました。
結論
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』は、ポケモンと格闘ゲームの新たな融合を示し、多くのプレイヤーに楽しさをもたらすゲームです。今後もハードの普及に伴って、多くのファンに愛され続けることでしょう。攻略法やプレイスタイルによって多様な楽しみ方ができ、友人との対戦はもちろん、オンライン対戦でも熱いバトルが繰り広げられています。