ポニーキャニオンエンタープライズ

株式会社ポニーキャニオンエンタープライズについて

株式会社ポニーキャニオンエンタープライズ（英: PONY CANYON ENTERPRISE INC.）は、かつて日本で映像パッケージのプレスやオーサリング、ポストプロダクション、そして字幕や吹替の制作を手がけていた企業です。この会社は、メモリーテック・ホールディングス株式会社の完全子会社として、主に音響制作事業と映像関連サービスの提供を行っていました。

沿革

1989年に設立された「株式会社ピーシープロジェクト」は、ポニーキャニオンの子会社としてスタートしましたが、1992年にはポニーキャニオンの製造部門を吸収し、社名を現在の「株式会社ポニーキャニオンエンタープライズ」に改名しました。2018年3月にはメモリーテック・ホールディングスが同社の全株式を取得し、完全子会社となりました。

そして、2022年10月1日、メモリーテック・ホールディングス傘下の別の100%子会社であるキュー・テックと合併し、「株式会社クープ」を新たに設立しました。これにより、ポニーキャニオンエンタープライズはその機能を「PCEクリエイティブ/ピーズスタジオ」という一部門として継承しました。

音響制作事業の概要

ポニーキャニオンエンタープライズは、録音スタジオ「P's STUDIO」を持ち、音響制作に特化したサービスを展開していました。ポニーキャニオン子会社時代から、多くの外部制作会社、例えばダックスプロダクションなどと連携し、質の高い作品を生み出すための録音を行ってきました。

現行スタジオ

現在、ポニーキャニオンエンタープライズの音響制作事業は「P's STUDIO」にて運営されており、以下のスタジオがあります：

• - P's STUDIO azabudai A/R ONE
• - P's STUDIO azabudai A/R TWO
• - P's STUDIO azabudai A/R THREE

これらのスタジオは、クオリティの高い音響制作が可能な環境を提供しており、多くのプロジェクトが進められています。

過去に存在していたスタジオ

かつて存在したスタジオである「P's STUDIO Shinjuku Satelite」は、その特異な特徴と機能により、様々なプロジェクトに貢献していましたが、現在は運営されていません。

結論

株式会社ポニーキャニオンエンタープライズは、映像および音響制作において長い歴史を持つ企業でしたが、2022年に新会社と合併することで新たなスタートを切りました。今後も、音響制作や映像関連のサービスを通じて、質の高い作品づくりに寄与していくことでしょう。

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