ポーツマス大学

ポーツマス大学（University of Portsmouth、略称: UOP）は、イギリス南部ハンプシャー州にある港湾都市ポーツマスに立地する公立の総合大学です。ポーツマスの市街地に位置するGuildhallメインキャンパスは、ポーツマス・アンド・サウスシー駅から徒歩約5分の距離にあり、ビクトリア・パークとも近接しています。この大学は、王立海軍の基地があるポーツマスという地理的な利点を活かし、ヨーロッパや他のイギリスの都市へアクセスしやすい環境を提供しています。

ポーツマスは、ロンドンの中心部まで約90分、ガトウィック空港までは約1時間半、サウサンプトン空港へは約30分と、移動に便利な場所にあります。また、フランスやスペインへのフェリーも多く運航されているため、国際的な交流の場としても注目されています。さらに、ポーツマスは温暖な気候と晴れの日が多いことから、学生にとって快適な環境が整っています。

学校の歴史

ポーツマス大学の起源は、1870年に設立されたポーツマス&ゴスポート科学芸術学校に遡ります。その後、1894年にはポーツマス市立技術学校が設立され、1908年には前者を吸収してポーツマス市立カレッジが形成されました。1953年にはポーツマス技術カレッジに改名され、1969年にはポーツマスポリテクニックに変わりました。最終的に、1992年に現在のポーツマス大学へと発展しました。

学部と分野

ポーツマス大学では、主に次の学部が設置されています。

- 工学部
- ビジネス・法学部
- クリエイティブ・文化産業学部
- 人文・社会科学部
- 科学・健康学部

在籍している学生は約29,000人で、特にビジネス、テクノロジー、科学の分野に注力しています。特に、この大学の海洋科学コースは、港町ポーツマスの地域的な特性を活かしている点が多くの学生に支持されています。2020年のガーディアン国内大学ランキングでは国内で21位に選ばれるなど、その教育の質が広く評価されています。

学生の満足度と評価

ポーツマス大学は、National Student Survey 2020で高い学生満足度を示しており、約90%の学生が満足していると報告しています。さらに、大学院卒業生の就職率も高いため、就職支援の取り組みについても高く評価されている他、2017年のTeaching Excellence Framework (TEF)では最高ランクのゴールドを獲得しています。

このように、ポーツマス大学は地域的な特性を活かした教育環境と高い評価を受けているため、多くの学生にとって魅力的な選択肢となっています。公式ウェブサイトでは、さらに詳細な情報が提供されているため、興味のある方はぜひご覧ください。

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