ポートピア (曲)

ポートピアについて

「ポートピア」（英語名: Portopia）は、日本のロックバンドゴダイゴによる14枚目のシングルとして、1980年5月1日にリリースされました。この楽曲は、1981年に神戸ポートアイランドで行われた「ポートピア'81」のキャンペーン・ソングとして特に知られています。

楽曲の背景とリリース

「ポートピア」は、ポートアイランドで開催される博覧会の主題歌として制作され、初日の1981年3月20日に現地でパフォーマンスされました。この年の第31回NHK紅白歌合戦でも披露され、視聴者に強い印象を与えました。楽曲のB面には「ア・グッド・デイ（A GOOD DAY）」が収録されており、こちらは西武デパート池袋店で開催された「ゴダイゴ・ショップ」のテーマソングとしても知られています。

ジャケットデザイン

シングルのジャケットデザインは森島紘氏によって手がけられ、大きく「PORTOPIA」と記載され、ゴダイゴのロゴや「a good day」が筆記体でデザインされています。左上にはポートピアのロゴも見られます。

楽曲の構成

「ポートピア」は、作詞を百田直裕、奈良橋陽子、伊藤アキラが手掛け、作曲はタケカワユキヒデが行い、編曲にはミッキー吉野が参加しています。ホーンアレンジは岸本博が担当しており、全体的に華やかなアレンジが施されています。楽曲の長さは4分39秒で、B面の「ア・グッド・デイ」は3分20秒です。

歴史的なエピソード

「ポートピア'81」の開始当初には、神戸新交通ポートアイランド線（通称：ポートライナー）に多くのトラブルが発生しました。このため、地元では「ポートライナー」が「故障ライナー」として揶揄され、楽曲もこの状況を象徴する存在となりました。

リリース後の展開

1980年7月1日には、ポートアイランドの建設中の現場でメンバーが撮影された両面ピクチャー仕様のシングルも発売されました。また、1997年には兵庫県文化協会の制作による2枚組CDアルバム『MEMORIES ふるさと兵庫歌のアルバム』に収録されるなど、多くの人々に親しまれています。

まとめ

音楽的にも文化的にも重要な位置を占める「ポートピア」は、日本のポップスシーンにおいても特別な位置を持つ楽曲です。神戸に根ざしたこの名曲は、今なお多くのファンに愛され続けています。

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