ポートランド大学

ポートランド大学（University of Portland）

ポートランド大学は、アメリカ合衆国オレゴン州ポートランドにある私立のカトリック系大学です。聖十字架修道会に所属しており、ノートルダム大学と姉妹校の関係にあります。1901年に創立され、現在では約3,200人の学生が在籍しています。特に女子サッカープログラムが有名で、2005年にはNCAA女子サッカー選手権で優勝を果たしています。

特徴

立地: ポートランド市のセントジョンズ地区近郊のユニバーシティ・パーク地区に位置しています。
学部: 教養学部、大学院、経営学部、教育学部、工学部、看護学部など、幅広い分野を網羅しています。
評価: U.S. News & World Report誌の調査では、修士課程を提供する西部地区の大学の中で常に上位にランクインしています。

歴史

1891年、メソジスト監督教会の支援のもと、ウォードブラフにポートランド大学（Portland University）が設立されました。その後、アレクサンダー・クリスティー大司教が、ウィラメット川からウェスト・ホール（現在のワルトシュミット・ホール）を見て、大学設置の構想を抱き、聖十字架修道会の協力を得てキャンパスを購入したとされています。大学はコロンビア川にちなんでコロンビア大学（Columbia University）と改名され、大司教区のカトリック司祭が教員として配置され、1901年9月5日に開校しました。

クリスティーは当初、ポートランド大司教区を通じて大学を支援していましたが、さらなる支援が必要であることを認識していました。そこで、聖十字架修道会に協力を要請し、「コロンビア大学の引き継ぎと、太平洋岸北西部のノートルダムの建設」を依頼しました。

1930年代には、コロンビア大学はポートランド大学（University of Portland）に改称され、セント・ヴィンセント病院学校がポートランド大学看護学部として編入されました。1948年に工学部が設置された後、1950年には大学院、1962年には教育学部が設置されました。

1967年、ポートランド大学の所有権は、聖十字架修道会から評議委員会に移管されました。

スポーツ

ポートランド大学のNCAAサッカープログラムは、クライブ・チャールズが1989年に女子チームのヘッドコーチに就任して以来、その名を知られるようになりました。チャールズは1986年から男子チームのコーチも務めており、2003年に亡くなるまで両チームを指導しました。女子チームは、カナダ女子代表のクリスティーン・シンクレアの活躍もあり、2002年と2005年にNCAAディビジョンIの全米選手権で優勝しました。現在のアメリカ合衆国代表では、コナー・ケイシー、スティーブ・チェルンドロ、ヒース・ピアース、ケイシー・ケラーの4人がポートランド大学の出身です。また、アメリカ合衆国女子代表のシャノン・マクミラン、ティファニー・ミルブレットも長年在籍していました。

ポートランド大学は、バスケットボール、野球、バレーボール、陸上競技、クロスカントリーなどの大学対抗競技プログラムも有しています。男子クロスカントリープログラムは、28の競技大会で連続優勝するなど、近年評価を高めています。2005年11月には、スポーツ・イラストレイテッド誌の大学全スポーツランキングで25位にランクインしました。

著名な出身者

コナー・ケイシー - サッカーアメリカ合衆国代表選手
スティーブ・チェルンドロ - サッカーアメリカ合衆国代表選手
ケイシー・ケラー - サッカーアメリカ合衆国代表選手
シャノン・マクミラン - サッカーアメリカ合衆国女子代表選手
ティファニー・ミルブレット - サッカーアメリカ合衆国女子代表選手
エリック・スポールストラ - バスケットボール選手

関連情報

マルトノマ大学
* University of Portland

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